本記事では、オプロが提供するD3Workerを利用した契約書ソリューションについてご紹介します。
本ソリューションによってできること
オプロの契約書ソリューションでは、Salesforceのパッケージをインストールするだけで、簡単に契約書の発行と署名が行えます。
処理の流れとしては
- Salesforceのデータから契約書を自動生成し
- 契約書をDocuSignに保存し
- DocuSignで署名を確認後、署名された契約書を元のレコードの関連ファイルとして登録
の順番で進みます。
動作イメージ
本ソリューションは、オプロのViewFramer、D3Worker、OPROARTS Connector for Salesforceによって実現されています。
3つのサービスについては、次のようなイメージを持っていただければ分かりやすいかと思います。
- ViewFramer: データ整形
- D3Worker: 各サービスの連携
- OPROARTS Connector for Salesforce: 帳票生成
3つのサービスが以下の順で動くことで、本ソリューションが実現されます。
- Salesforce上に設置された「業務委託契約書_DocuSign」ボタンをクリックすると、ViewFramerが呼び出されます。
- ViewFramerはSalesforceからデータを抽出し、整形します。
- ViewFramerが整形したデータ(CSVデータ)をD3Workerに渡します。
- D3Workerは受け取ったCSVデータのうち、認証情報(※)とレコードIDをOPROARTS Connector for Salesforceへ受け渡します。
※ Partner API URL、組織ID、ユーザーID、セッションIDを含みます。 - OPROARTS Connector for Salesforceは受け取った情報を基に商談レコード、取引先レコード、取引先責任者レコードの情報と組織情報をSalesforceから抽出し、契約書を生成します。
- 続いて、D3WorkerはOPROARTS Connector for Salesforceによって生成された契約書をDocuSignへ送信します。
同時に、商談レコードの「電子契約ステータス」項目を更新します。
- D3Workerから送信された契約書が署名されると、DocuSignはD3Workerに署名済みの契約書を渡します。
- D3Workerは受け取った契約書を商談の関連ファイルに登録し、同時に商談レコードの「電子契約ステータス」項目を更新します。
ViewFramer、D3Worker、OPROARTS Connector for Salesforceがそれぞれどのようなものかについてはそれぞれ以下の記事にて説明しております。
実際の動かし方
- まず、契約書の基データにしたい商談レコードの詳細ページを開きます。
- 右上の「業務委託契約書_DocuSign」ボタンをクリックします。
- 契約書PDFが生成され、DocuSignへ送信されます。
それと同時に、商談の「電子契約ステータス」項目が「署名依頼済」に変わります。
- 商談に紐づく取引先責任者(請求先担当者)のメールアドレスには、署名依頼のメールが届きます。
- 署名が完了すると、署名済みPDFを商談レコードの関連ファイルに登録し、「電子契約ステータス」項目が「電子契約締結済」に変わります。
おわりに
本ソリューションによって、契約書の発行・署名を全て自動かつインターネット上で行うことが可能になります。
契約業務の自動化を考えている方に、オプロの契約書ソリューションを検討していただければ幸いです。