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【TECH COLUMN】既存のPDFをDocuSignでサインしてkintone等へ格納

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OPRO Support staff
  • 2026年08月04日 05:45
  • 更新

[toc] 
 

概要

このページでは、D3Workerを用いて既存のPDFをDocuSignにアップロードし、署名後にkintone等に格納する方法をご紹介します。 
手元のPDFから署名、保管までの一連のプロセスを自動化することで、契約業務の大幅な時間短縮が期待できます。

 


D3Workerで使用するサービス

D3Workerの以下のサービスを組み合わせて実現します。

サービス名 役割
アップロード文書 手元にある署名前のPDF、またはDocuSignから返される署名後のPDFをD3Workerに送ります。
DocuSign - ワーク実行 署名前のPDFをDocuSignにアップロードし、署名が済み次第別の処理を実行します。
kintone[保管] 署名後のPDFをkintoneに送り、PDFを添付ファイルとして新たなレコードを作成します。

 


D3Workerの設定

D3Workerの設定は、以下の2つのワークに分けて行います。

  • ワーク①:手元のPDFをアップロードしてDocuSignに送るためのワーク
  • ワーク②:署名済みPDFをkintoneに保管するためのワーク

ワーク①に属するサービスの中でワーク②を設定するため、先にワーク②に使用するサービス、エンベロープ、ワークを設定します。

 


署名済みPDFをkintoneに保管するための設定

サービス設定

  • 「アップロード文書」サービスの作成

    「アップロード文書」を選択してサービスを作成します。 詳細は「D3Workerのサービス設定(アップロード文書)(Salesforce)」をご参照ください。

     

  • kintone[保管]」サービスの作成

    「kintone[保管]」を選択してサービスを作成し、以下のように設定します。

     

    接続情報

    項目名 説明
    URL kintone組織のURLを入力します。
    アプリのID 署名済みPDFを格納するアプリのIDを入力します。
    APIトークン 署名済みPDFを格納するアプリのAPIトークンを入力します。

     

    文書ファイルとデータファイル

    項目名 説明
    文書ファイル 署名済みPDFを格納するフィールドコードを入力します。
    データファイル 帳票の作成に使用したデータファイルを格納するフィールドコードを入力します。 
    このシナリオでは指定しません。

    その他のフィールドはこのシナリオでは指定しません。

 

エンベロープ設定

  1. 文書化サービスに「アップロード文書」を基に作成したサービスを指定します。

     

  2. 配送サービスに「kintone[配送]」を基に作成したサービスを指定します。

 

ワーク設定

  • データソース

    このワークではDocuSignのエンベロープIDを受け取るため、フィールドを1つ用意します。

    (例)

    • DocuSignEnvelopeID

     

  • エンベロープ

    作成したエンベロープを選択し、エンベロープフィールドにDocuSignEnvelopeIDを選択します。

    「アクティブ化するフィールド」に「エンベロープフィールド」を指定し、「ELSEとして使用する」にチェックを入れます。

 

  • 文書とデータのマッピング

    署名されたPDFがアップロードされる(文書を生成しない)ため、全項目を空のままにします。

     


手元のPDFをアップロードしてDocuSignに送るための設定

サービス設定

  • 「アップロード文書」サービスの作成

    「アップロード文書」を選択してサービスを作成します。 詳細は「D3Workerのサービス設定(アップロード文書)(Salesforce)」をご参照ください。

    このシナリオではリクエストパラメータを「file」として設定します。

     

  • 「DocuSign - ワーク実行」サービスの作成

    「DocuSign - ワーク実行」を選択してサービスを作成します。 詳細はD3Workerのサービス設定(DocuSign)(Salesforce)をご参照ください。

     

    署名完了の期限に関する値は以下を参考に設定してください。

    • 期限

      DocuSignに署名前のPDFをアップロードしてから、署名が済むまでワークの実行を待つ時間を指定します。 ここで指定した時間を過ぎてから署名しても、その後のワークは実行されません。

    DocuSignエンベロープ終了後に実行するワークに関する値は以下を参考に設定してください。

    • 実行するワーク

      PDFに署名がなされたあとに実行されるワーク名を入力します。kintoneへPDFを格納するためのワークを指定します。

    • ファイルのパラメータ名

      ワーク実行のリクエストの際に署名済みPDFを渡すパラメータ名を指定します。 ※ワーク②のアップロード文書サービスで指定したリクエストパラメータ名を入力します。

      「完了証明書を付ける」にチェックを入れると、署名完了後のPDFの最終ページにDocuSignから発行される完了証明書を付けることが可能です。

      💡
      補足

      D3WorkerからDocuSignに接続を行っているアカウントの 設定 > 署名設定 > エンベロープの配信 の「エンベロープに完了証明書を添付する」にチェックが入っている場合、D3Worker側で完了証明書を付けないと設定してもSalesforce側に証明書付きのファイルが格納されてしまいます。

       

    • データCSV

      実行されるワークに受け渡すCSVデータを定義します。

     

エンベロープ設定

  1. 文書化サービスに「アップロード文書」を基に作成したサービスを指定します。


     

  2. 配送サービスに「DocuSign - ワーク実行」を基に作成したサービスを指定します。

     

ワーク設定

  • データソース

    このワークではCSVデータを使用しないため、フィールドは空のままにします。

    💡
    補足

    「文字コード」をリクエストの際に用いるCSVファイルのエンコーディングと同じものに設定してください。

     

  • エンベロープ

    作成したエンベロープを選択し、「アクティブ化するフィールド」に「データソースの行番号」を指定、また「ELSEとして使用する」にチェックを入れます。

     

  • 文書とデータのマッピング

    既存の文書をアップロードする(文書を生成しない)ため、全項目を空のままにします。

 


実際の流れ

以下のURLで、既存文書を用いたD3Workerへのリクエストが行えます。(○○○の部分にはユーザー毎に設定されている固有のアルファベット文字列が入ります。)

https://d3w.ap.oproarts.com/d3w/a/○○○/al/facade/upload1.html

 

認証

ユーザーIDとパスワードを入力します。

 

帳票データ

  1. ワークにワーク①を指定します。
  2. ワーク①でのCSVデータの役割はエンベロープを実行することであり、データの内容自体は処理に関係しないため、1行の適当な内容を持ったCSVファイルを選択してください。

    ⚠️
    注意

    ここでは行数の分だけワークが実行されるため、CSVファイルの内容は1行にしてください。 また、CSVファイルの文字エンコードはワーク①のデータソース設定で選択したものと同じものにしてください。 ここではシフトJISを用いています。

 

  1. リクエストパラメータには、アップロード文書サービスで指定したリクエストパラメータ名を入力します。 本記事ではアップロード文書サービスで「file」と設定しておりますので「file」と入力しています。 署名対象のPDFを選択します。
  2. 「実行」ボタンをクリックします。
  3. DocuSign画面に移り、要署名の文書が表示されたら、署名を済ませます。

     

  4. その後kintoneのアプリを確認すると、署名済みPDFが添付されたレコードが追加されています。

    💡
    補足:この処理には少し時間がかかる場合があります。

     

署名されたPDFは以下です。

 


まとめ

D3Workerを用いてDocuSignへのPDFアップロードから署名後の文書保管までを自動化することで、契約業務について大幅な時間短縮が期待できます。 
本記事がD3WorkerとDocuSignを連携する際の参考になれば幸いです。

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