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【TECH COLUMN】D3Worker経由で作成したPDFをDocuSignで電子署名してkintone等へ格納

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OPRO Support staff
  • 2026年08月04日 06:13
  • 更新

[toc]

概要

このページでは、D3Worker経由で作成したPDFをDocuSignにアップロードし、署名後kintoneに格納する一連の処理を設定する方法について説明します。 
PDF作成からDocuSign署名、文書保存までを自動化することで、契約業務の大幅な時間短縮が期待できます。

 


処理の全体像

本記事で利用するD3Workerの以下のサービスについて説明します。

サービス 役割
OPROARTS kintoneから渡されたCSVデータを用いてPDFを生成します。
DocuSign - ワーク実行 署名前のPDFをDocuSignにアップロードし、署名が済み次第別の処理を実行します。
アップロード文書 DocuSignから返される署名後のPDFをD3Workerに送ります。
kintone[配送] 署名後のPDFをkintoneに送り、特定レコードの添付ファイルとして登録します。

 


D3Workerの設定

D3Workerの設定は、以下の2つのワークに分けて行います。

  • ①PDFを生成してDocuSignに送るためのワーク
  • ②署名済みPDFをkintoneに配送するためのワーク

①のワークに属するサービスの中で②のワークを設定するため、先に②で使用するサービス、エンベロープ、ワークを設定してください。

 


署名済みPDFをkintoneに配送するための設定

サービス設定

  • アップロード文書サービスの作成

    「アップロード文書」を選択してサービスを作成します。 
    詳細は「D3Workerのサービス設定(アップロード文書)(Salesforce)」をご参照ください。

     

  • kintone[配送]サービスの作成

    「kintone[配送]」を選択してサービスを作成し、以下のように設定してください。

     

    接続情報

    項目名 説明
    URL kintone組織のURLを入力します。
    アプリのID 署名済みPDFを格納するアプリのIDを入力します。
    APIトークン 署名済みPDFを格納するアプリのAPIトークンを入力します。

    文書ファイルとデータファイル

    項目名 説明
    文書ファイル 署名済みPDFを格納するフィールドコードを入力します。
    データファイル 帳票の作成に使用したデータファイルを格納するフィールドコードを入力します。今回は指定しません。
    レコードID ここで指定されたIDのkintoneレコードに署名済みPDFを添付します。 サービス設定画面では空にしておき、エンベロープの設定時にこの値を指定してください。

    その他のフィールドは今回は指定しません。

 

エンベロープ設定

  1. 文書化サービスに「アップロード文書」を基に作成したサービスを指定します。

     

  2. 配送サービスに「kintone[配送]」を基に作成したサービスを指定します。

    レコードIDの値として、{レコードID}というエンベロープフィールドを用意してください。

     

ワーク設定

  • データソース設定

    このワークでは①DocuSignのエンベロープIDと②PDF添付先となるkintoneレコードのIDを受け取るため、以下のようなフィールドを用意してください。

    (例)

    • DocuSignEnvelopeID
    • レコードID

     

  • エンベロープ設定

    1. 作成したエンベロープを選択し、エンベロープフィールドにDocuSignEnvelopeIDを選択します。

      「アクティブ化するフィールド」に「エンベロープフィールド」を指定し、「ELSEとして使用する」にチェックを入れます。

    2. エンベロープパラメータ{レコードID}の値として、データソースの[レコードID]フィールドの値を割り当てます。

      これにより、ワークが受け取ったkintoneレコードIDの値がエンベロープパラメータ{レコードID}に渡ります。

     

  • 文書とデータのマッピング

    署名されたPDFがアップロードされる(文書を生成しない)ため、全項目を空のままにしてください。

     


PDFを生成してDocuSignに送るための設定

サービス設定

  • OPROARTSサービスの作成

    「OPROARTS」を選択してサービスを作成します。 
    詳細はD3Workerのサービス設定(OPROARTS連携)(Salesforce)をご参照ください。

     

  • DocuSign - ワーク実行サービスの作成

    「DocuSign - ワーク実行」を選択してサービスを作成します。 
    詳細はD3Workerのサービス設定(DocuSign - ワーク実行)(Salesforce)をご参照ください。

    実行するワークに関する値は以下のように設定してください。

    • 実行するワーク

      ①のワーク名を入力します。

    • ファイルのパラメータ名

      ①のエンベロープの文書化サービスで設定したリクエストパラメータ名を入力します。

      「完了証明書を付ける」にチェックを入れると、署名完了後のPDFの最終ページにDocuSignから発行される完了証明書を付けることが可能です。

      💡
      補足

      D3WorkerからDocuSignに接続を行っているアカウントの 設定 > 署名設定 > エンベロープの配信 の「エンベロープに完了証明書を添付する」にチェックが入っている場合、D3Worker側で完了証明書を付けないと設定してもSalesforce側に証明書付きのファイルが格納されてしまいます。

       

    • データCSV

      1行目に「DocuSignエンベロープのID」を、2行目に「指定値」を選択します。

      2行目は空のままにします。

    設定すると以下の様になります。

 

エンベロープ設定

  1. 文書化サービスに「OPROARTS」を基に作成したサービスを指定します。

     

  2. 配送サービスに「DocuSign - ワーク実行」を基に作成したサービスを指定します。

    画面最下部の「データCSV」の2行目にエンベロープパラメータ{レコードID}を用意してください。

     

ワーク設定

本設定例で扱う処理に必要な設定のみを記載しています。 
ワーク設定の詳細は【TECH COLUMN】D3Workerの「BizFAX」機能でFAX送信してみよう (Salesforce版)の「D3Workerの設定手順」をご覧ください。

  • データソース設定

    kintoneから受け取るデータのフィールドを定義します。

     

  • エンベロープ設定

    1. 作成したエンベロープを選択し、「エンベロープフィールド」に帳票を区別するデータフィールド(例:RecordId)を指定します。

       

    2. 「アクティブ化するフィールド」にエンベロープフィールドを指定し、「ELSEとして使用する」にチェックを入れます。
    3. エンベロープパラメータ{レコードID}にデータソースのフィールド[RecordId]の値を割り当てます。

     

  • 文書とデータのマッピング

    帳票テンプレートのCSVフィールドと、データソースのフィールドをマッピングします。

    テンプレート名には先頭にlive_を付けて、「live_{作成したテンプレート名}」と入力してください。

     


kintoneの設定

作成したワークをkintoneのレコード画面から実行するために、kintoneの設定を行います。

アプリとプラグインの追加

2つのZIPファイルを「D³Worker Connector for kintoneのダウンロード」よりダウンロードし、「D3Worker Connector for kintone」のアプリとプラグインの両方をkintone組織に追加します。

  • アプリのインストール

    「アプリの追加」>「テンプレートファイルを読み込んで作成」で「D³Worker Connector for kintone 1.3.0.2025.11.10a.zip」を選択し、「アプリを作成」をクリックしてください。

    (例)

     

  • プラグインのインストール

    kintoneシステム管理>プラグイン>読み込むを選択し、「d3worker-connector-kintone.plugin.20251110a.zip」を選択し、「読み込む」をクリックしてください。

    (例)

     

アプリの設定

D3W Connector for kintoneアプリを開き、以下のように設定します。

  • アカウント登録

    アカウントの種類「ランタイム」と「管理者」の2つについて、以下の設定で1レコードずつ作成してください。

    項目 設定内容
    D3WorkerのURL https://d3w.ap.oproarts.com/d3w/api/xxxxxxxxxxxx/ 
    ※xxxxxxxはお客様ごとのテナントになります。
    ユーザ D3Worker連携を行う、または管理するユーザ
    UID、UPW D3Worker用のUID、UPW

     

  • D3Workerとの同期

    1. アカウントの種類が「管理者」であるレコード画面を開き、「D3Workerと同期」をクリックしてください。
    2. アプリ設定の「追加」をクリックし、項目に利用したいアプリのIDを指定します。
    3. 「追加」をクリックすると列が追加されるため、利用するワークを指定してください。
    💡
    補足

    先にD3Workerの設定を行っていないとワークに表示されません。

     

  • 送信フィールド マッピング

    1. 送信フィールド マッピングの「マッピング」をクリックするとD3Workerのデータソースとkintone項目のマッピング画面が表示されます。
    2. データソースとkintoneアプリの項目の紐づけを行ってください。

      例:データソースの「RecordId」にkintoneアプリのレコードIDが、「QuotationNumber」にkintoneアプリの「QuotationNumber」が、「CustomerName」にkintoneアプリの「CustomerName」が対応するように設定します。

      💡
      補足

      サブテーブルもしくは関連レコードを明細として利用する場合は「送信フィールド(サブテーブル/関連レコード)マッピング」をご利用ください。

       

    3. 設定が完了したら「保存」をクリックして設定を保存します。

     

プラグインの設定

  1. D3Workerと連携をしたいkintoneアプリの「設定 > プラグイン > プラグインの追加」でD3Worker Connector for kintoneを選択し、「追加」をクリックしてください。

     

  2. D3Worker Connector for kintoneの設定から設定画面を開きます。

     

  3. 「OPROARTS Connector for kintone を選択」で先ほど設定したD3Worker Connector for kintoneを選択します。
  4. 「ボタン設置設定」の「追加」をクリックし、先で作成したボタンを指定してください。
  5. ボタンの追加が済んだら「保存」をクリックしてください。

     

  6. アプリ設定画面で「アプリの更新」をクリックしてください。

 


実行フロー

以上の設定を完了すれば、以下の流れで自動処理が実行されます。

  1. ボタン実行

    ボタンを設置したアプリのレコード画面でボタンをクリックします。

     

  2. DocuSignでの署名

    DocuSign画面に移ると、要署名の文書が追加されているため、署名を済ませてください。

     

  3. 署名済みPDFの自動保存

    その後kintoneのアプリを確認すると、ボタンを押下したレコードに署名済みPDFが添付されています。

    💡
    補足

    この処理には少し時間がかかります。

    署名されたPDFは以下です。

     


まとめ

D3Workerを用いてPDF作成からDocuSignへのPDFアップロード、署名後の文書保存までを自動化することで、契約業務について大幅な時間短縮が期待できます。 
本記事がD3WorkerとDocuSignを連携する際の参考になれば幸いです。

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