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【TECH COLUMN】PowerPointでグラフ出力(Salesforce連携)

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OPRO Support staff
  • 2024年10月08日 05:41
  • 更新

本記事のテーマはグラフです。

お試し用に簡単なものを作成していこうと思いますので、Salesforceのフェーズが「Closed Won」の商談の「合計金額」を、月毎の縦棒グラフにしたいと思います。

PowerPointとViewFramerを使用して設定していきます。

先にPowerPointから設定します。スライドは白紙の状態から作成していきます!

 

目次:

1.アドイン設定

2.フィールド設定

3.ViewFramer設定

4.出力ボタンの作成

 

1.アドイン設定

白紙のPowerPointを開いて、アドイン「Document Designer for Office 」を入れます。

「挿入」タブの「アドインを入手」からアドインストアを開き、「OPRO」と検索すると出てきますので、追加します。

 

store.png

 

 

追加すると「挿入」タブにこのアドインのアイコンが表示されますので、クリックします。

アドインのスタート画面が開きますので、「OPROARTS」の方を選びます。

 

addh.png

 

 

2.フィールド設定

今回作成したいのは、Salesforceのフェーズが「Closed Won」の商談の「合計金額」を、月毎の縦棒グラフにしたものです。

PowerPointの「挿入」タブの「グラフ」メニューから、縦棒グラフを選んでとりあえず設置しておきます。

(「PowerPoint帳票で連携設定できるグラフの種類」に乗っている種類の中から選びます)

 

SGraph.png

 

横軸がPowerPointのデフォルトの「カテゴリ名」になっていますが、グラフの縦軸はSalesforceの商談の「金額」、横軸は完了予定日の「月」にしたいと思います。

「金額」と「月」のデータをSalesforceから受け取りたいので、アドインの「フィールドを追加」欄に「金額、月」と入力して「+」ボタンをクリックします。

 

FC.png

 

フィールドができました。金額は文字列ではなく「数値」型に変更しておきます。月の方は文字列のままにしておきます。

Number.png

 

アドインのタブの真ん中のグラフマークをクリックして、グラフ設定タブを開いてください。

「定義を追加」をクリックします。

 

addset.png

 

グラフ定義が追加されました。少し下にスクロールして、グラフ項目の「カテゴリ」を設定します。

縦棒グラフの場合、横軸(カテゴリ)と縦軸があるので、「カテゴリ名なし」はチェックを入れないままにします。

「カテゴリ」は横軸に表示されますので、「月」を選びます。

cset.png

 

「月」がカテゴリ名(横軸)として設定されました。続けて、「金額」も選びます。

Pset.png

 

データ1に「金額」が入りました。これで金額がグラフの中身になります。

クリップボタンをクリックして、このグラフ設定のタグをコピーします。

 

data.png

 

このコピーしたタグを、グラフのタイトル枠の中に貼り付けてください。

tagset.png

 

これで設定完了です!

このPowerPointファイルを保存して、デザイナーにアップロードします。

アドインのアップロードタブを開いて、「アップロードフォームを開く」をクリックします。

 

upload.png

 

テンプレート名を付けて、保存したPowerPointファイルを添付して、右下の「作成」をクリックして登録してください。

TPName.png

 

※普段通りSalesforceの「OPROARTS Connector」からSTARTボタンをクリックして、「新規作成」>

「PowerPoint」>「マッピング済みファイルアップロード」でも同じアップロードメニューにたどり着けます。

 

テンプレートが生成されたら「配備」をクリック→もう一度「配備」をクリックして、テンプレートをOPROARTSサーバに配備します。

deploy_1.png

 

deploy_2.png

 

3.ViewFramer設定

それでは、ViewFramerを使用して、フェーズが「Closed Won」になっている「商談」の、「金額」と「月」を取得します!

この記事はViewFramerの記事ではないので、ViewFramerのそもそもの基本的な使い方は省略しています。

初めて使う方や基本を知りたい方は、以下の記事や無償のセミナー(応用編)でご確認ください。

記事:【TECH COLUMN】ViewFramerの基本的な利用方法(Salesforce) ~Salesforceの複数オブジェクトを使って帳票出力~

セミナー:https://event.opro.net/?f1=seminarWithHandsOn&r1=salesforce

 

【ViewFramerログイン】

以下の画面からCID/UID/UPWを入力してログインします。

https://vfui.ap.oproarts.com/view_framer_ui/

!注意!

同じウェブブラウザーで複数のビューやマッピングを参照・編集すると上書きされてしまいます。
必ず1つのタブで操作してください。
既存のビューを参考にしたい場合は、別のブラウザーで参考にしたいビューを開くようお願いいたします。ただし、同時編集はできませんので参照のみにしてください。
また、別のブラウザーにした場合も複数のビューを開くことは避けてください。

 

【ビュー作成】

リスト用のビューを一つ作ります。以下のデータを取得する、という設定です。

・フェーズがClosed Wonの商談レコードの、完了予定日(月)毎に金額を集計したもの

 

①「ビュー」タブで「新規作成」をクリックしてSalesforceにログインし、ビューの名前(半角英数字)を付けます。

②「リレーション設定」で主オブジェクトを「商談」にします。隣の空欄に英数字の別名を付けます。(例:shodan)

関連オブジェクト設定は不要なので、「-」ボタンをクリックして削除します。

 

r1_01.png

 

③出力条件設定で「月」と「金額」を設定します。

(1)月

「項目ビルダー」をクリックして、「列追加」から「完了予定日」を追加して、FORMAT_DATE関数を使用して「年月」を取り出します。

FORMAT_DATE(完了予定日,'yyyy年M月')

 

formatdate.png

 

(2)金額

「項目ビルダー」をクリックして、「SUM()」を入力し、SUM関数の中に「列追加」から「金額」を追加します。

SUM(金額)

 

sum.png

 

(3)出力項目名の部分は、アドインで設定したフィールド名の「月」と「金額」に変更します。

(4)「月」の方のグループ順に半角の「1」を設定します。

 

View_field.png

 

④出力条件設定で「フェーズがClosed Won」という条件を追加します。

「+」ボタンをクリックして条件式の枠を追加して、以下の式を設定します。

フェーズ 等しい(=) 固定値 'Closed Won'

 

ClosedWon.png

設定できたら右下の「保存」ボタンをクリックします。

 

【マッピング作成】

マッピングタブで「新規」ボタンをクリックして、名前を付けてください。

また、「ヘッダー明細型」となっている部分を「一覧型」に変更してください。

選択リストを開いて先ほど作成したビューを選択し、「取得」ボタンをクリックしてください。

 

mappingname.png

 

取得できたら右下の「次へ」をクリックして、「現在のセッションを継続する」をクリックします。

「Documentizer」タブを開いて、配備したPowerPointテンプレートの名前を選び、一番下までスクロールして「自動マッピング」をクリックしてください。

 

Documentizer.png

 

テンプレートと紐づけができたら、右下の「配備」をクリックしてください。

これでマッピングの設定は完了です!

 

4.出力ボタンの作成

作成したマッピングの「APIサンプル」欄にある[APIサンプル]ボタンをクリックします。

mceclip0.png

サービスは「Documentizer」、形式は「PowerPoint(アドインでマッピング)」を選択し、[Visualforceページ]ボタンをクリックすると、VIsualforceページサンプル(Lightning Experience画面用のボタンのサンプル)がダウンロードできます。

mceclip1.png

 

Salesforceの商談オブジェクトの詳細画面にボタンを作ります。

詳細な設定方法につきましては以下をご参照ください。

Lightning Experienceの詳細ページ用 ボタン作成

 

ということで、商談のレコードを開いて(どれでも大丈夫です!)、ボタンをクリックしてPowerPointを出力できました!

 

dl.png

 

今回は簡単なグラフにしてみましたが、SUMIFを使ってカテゴリごとの金額にしてみたり、折れ線グラフ・円グラフで出力したりできますので、ご活用ください。

今回使用したテンプレートを記事の最下部に添付していますので、よろしければご参考ください。

 

 

  • GraphSample.pptx
    50 KB Download
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