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概要
本記事では、PowerPointのアドイン「Document Designer for Office」とViewFramerを使用して、Salesforceのデータを基に縦棒グラフを作成する手順を説明します。
例として、Salesforceのフェーズが「Closed Won」の商談データを対象に、月ごとの合計金額を縦棒グラフで出力します。
前提条件
- PowerPointがインストールされている。
- Document Designer for Officeのアドインが利用可能であること。
- ViewFramerへのアクセス権限がある。
- Salesforceの認証情報を保有していること。
1. PowerPointテンプレートの作成と設定
1-1. アドインを設定する
1-1-1. Document Designer for Officeを追加する
- PowerPointを起動して、新しい空白のスライドを開きます。
-
「ホーム」タブの「アドイン」をクリックしてアドインストアを開きます。
- 検索欄に「OPRO」と入力します。
-
「OPRO ドキュメントデザイナー for Office」を選択して、「追加」をクリックします。
1-1-2. アドインを起動する
-
「ホーム」タブの「アドイン」を再度クリックし、先ほど追加した「OPRO ドキュメントデザイナー for Office」のアイコンをクリックします。
- アドインのスタート画面が表示されます。
- 「OPROARTS」を選択します。
1-2. グラフを設定する
1-2-1. グラフを挿入する
- PowerPointの「挿入」タブの「グラフ」メニューをクリックします。
-
グラフの種類から「縦棒グラフ」を選択します。
💡補足PowerPoint帳票で連携設定できるグラフの種類に記載されている種類から選んでください。
-
グラフがスライドに挿入されます。
1-2-2. フィールドを設定する
- アドインの「フィールドを追加」欄に「金額,月」と入力します。
-
「+」ボタンをクリックしてフィールドを追加します。
-
「金額」フィールドを選択して、データ型を「数値」に変更します。
💡補足「月」フィールドはテキスト型のままにしておきます。
1-2-3. グラフ定義を設定する
- アドインのタブの中央にあるグラフマークをクリックして、グラフ設定タブを開きます。
-
「定義を追加」ボタンをクリックしてグラフ定義を追加します。
- グラフ項目の「カテゴリ」を設定します。 「カテゴリ名なし」のチェックボックスは、チェックを入れないままにします。
-
「カテゴリ」ドロップダウンから「月」を選択します。
💡補足「月」は横軸に表示されます。
-
ドロップダウンから「金額」を選択します。
💡補足「金額」がグラフの縦軸の値になります。
-
クリップボタンをクリックして、グラフ定義のタグをコピーします。
1-2-4. グラフにタグを貼り付ける
- グラフのタイトル枠をクリックします。
-
コピーしたグラフ定義のタグを貼り付けます。
- これでPowerPointのグラフ設定は完了です。
1-3. テンプレートをアップロードする
1-3-1. ファイルを保存する
- 設定済みのPowerPointファイルを保存します。
- ファイル名を付けて、ローカルに保存してください。
1-3-2. テンプレートをアップロードする
- アドインの「アップロード」タブをクリックします。
-
「アップロードフォームを開く」ボタンをクリックします。
-
以下の項目を入力します。
項目 説明 テンプレート名 わかりやすい名前を付けてください。 PowerPointファイル 保存したファイルを選択してください。 - 「作成」ボタンをクリックしてテンプレートを登録します。
Salesforceの「OPROARTS Connector」から「新規作成」>「PowerPoint」>「マッピング済みファイルアップロード」でも同じアップロードメニューに到達できます。
1-3-3. テンプレートを配備する
-
テンプレートが生成されたら、「配備」をクリックします。
-
確認画面で再度「配備」をクリックします。
- テンプレートがOPROARTSサーバに配備されます。
2. ViewFramerの設定
ここからはViewFramerを使用して、フェーズが「Closed Won」の商談データから「金額」と「月」を取得するための設定を行います。
本記事ではViewFramerの基本操作については説明していません。 ViewFramerの基本的な使い方については、以下のページをご参照ください。 【ViewFramer】はじめての方向けのリンク集(Salesforce)
同じウェブブラウザーで複数のビューやマッピングを参照・編集すると、データが上書きされてしまいます。 必ず1つのタブで操作してください。別のビューを参考にしたい場合は、別のブラウザーで開いてください。(参照のみ)
2-1. ビューを作成する
2-1-1. ViewFramerにログインする
- 以下のURLにアクセスします。 https://vfui.ap.oproarts.com/view_framer_ui/
- CID/UID/UPWを入力してログインします。
2-1-2. ビューを新規作成する
- 「ビュー」タブで「新規作成」をクリックします。
- Salesforceへのログイン画面が表示されるので、ログインします。
- ビューの名前を入力します。(半角英数字)
2-1-3. リレーション設定を行う
- 「リレーション設定」画面を開きます。
- 主オブジェクトを「商談」に設定します。
- ショートネーム欄に英数字の別名を入力します。
例)shodan - 関連オブジェクト設定の「-」ボタンをクリックして削除します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
2-1-4. 出力項目設定を行う
- 「出力項目設定」画面を開きます。
-
「月」フィールドを追加します。
「項目ビルダー」をクリックして、「列追加」から「完了予定日」を選択します。
FORMAT_DATE関数を使用して「年月」を抽出します。例)
FORMAT_DATE(完了予定日, 'YYYY年MM月') -
「金額」フィールドを追加します。 「項目ビルダー」をクリックして、
SUM()を入力します。 「列追加」から「金額」を追加します。例)
SUM(金額) -
出力項目名を変更します。
- 「月」フィールドの出力項目名を「月」に変更します。
- 「金額」フィールドの出力項目名を「金額」に変更します。
💡補足出力項目名はPowerPointのアドインで設定したフィールド名と一致させてください。
-
「月」フィールドのグループ順を設定します。
グループ順欄に「1」を入力します。 - 「次へ」ボタンをクリックします。
2-1-5. 出力条件設定を行う
- 「出力条件設定」画面を開きます。
- 「+」ボタンをクリックして条件式を追加します。
-
以下の条件を設定します。
項目 設定値 オブジェクト 「shodan」を選択します。 フィールド 「フェーズ」を選択します。 演算子 「等しい(=)」を選択します。 値 「Closed Won」を入力します。 - 右下の「保存」ボタンをクリックしてビューを保存します。
2-2. マッピングを作成する
2-2-1. マッピングを新規作成する
- 「マッピング」タブで「新規」ボタンをクリックします。
- マッピング名を入力します。
- タイプを「一覧型」に変更します。
デフォルトは「ヘッダー明細型」になっているため、変更が必要です。
2-2-2. ビューを選択する
- 「明細データ - ビュー」で手順2-1で作成したビューを選択します。
-
「取得」ボタンをクリックしてビューを取得します。
- 「次へ」ボタンをクリックして進みます。
- 「現在のセッションを継続する」をクリックします。
2-2-3. テンプレートをマッピングする
- 「Documentizer」タブを開きます。
- 手順3-3でアップロードしたPowerPointテンプレートの名前を選択します。
- 画面を一番下までスクロールします。
-
「自動マッピング」ボタンをクリックします。
💡補足出力項目名がテンプレートのフィールド名と一致していると、自動的にマッピングされます。
- テンプレートと紐づけが完了したことを確認します。
- 右下の「配備」ボタンをクリックしてマッピングを配備します。
- マッピングの設定が完了です。
3. Salesforceにボタンを作成する
- ViewFramerのマッピング一覧画面を開きます。
-
作成したマッピングの「APIサンプル」ボタンをクリックします。
-
以下の設定を行います。
項目 設定値 サービス 「Documentizer」を選択します。 形式 「PowerPoint(アドインでマッピング)」を選択します。 - 「Visualforceページ」ボタンをクリックしてコードを取得します。
- Salesforceの商談オブジェクトの詳細ページにボタンを作成します。
詳細な設定方法については、Lightning Experienceの詳細ページ用 ボタン作成をご参照ください。
4. 動作確認
以下の手順で機能が正しく動作するか確認してください。
- Salesforceで商談レコードの詳細ページを開きます。
- 作成したボタンをクリックします。
- PowerPointが生成されることを確認します。
- グラフが正しく表示されていることを確認します。
- グラフに表示される金額が、フェーズが「Closed Won」の商談データのみであることを確認します。
- 月ごとの金額が正しく集計されていることを確認します。
参考ファイル
本記事で使用したテンプレートは、本記事に添付している以下のファイルです。 ご参照ください。