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【TECH COLUMN】D3Workerのサービス「ワーク実行 - PDF結合」の利用例(Salesforce)

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OPRO Support staff
  • 7 か月前
  • 更新
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本記事では、D3Workerのサービス「ワーク実行 - PDF結合」を用いて、既存のPDFとOPROARTSで生成したPDFを結合し、結合したPDFをWeb配信する方法についてご紹介します。

本記事では例として注文書(既存PDF)と請求書(生成するPDF)の結合を取り上げ、説明します。

 

事前準備

D3Workerの設定をする前に、以下の2点を準備します。

  • 請求書の帳票テンプレート
  • 結合する既存PDF

請求書の帳票テンプレートを用意

OPROARTSで請求書のPDFを生成するために、請求書の帳票テンプレートを用意します。
今回は、OPROARTS Designerの「新規作成」で選べるこちらのサンプルを使用します。

bill_template.png

 

結合する既存PDFを用意

本記事では例として以下の注文書を使用します。

 purchase_pdf.PNG

 

D3Workerの設定

本記事でご紹介する処理を実行するには、2つのワークを作成する必要があります。

  • ワーク①: 請求書のPDFを生成して、手元にある注文書PDFと結合し、ワーク②に渡すワーク
  • ワーク②: ワーク①から受け取った結合済みPDFをメール送信するワーク

以下、それぞれのワークについて設定方法を説明していきます。

 

ワーク①

サービス設定

使用するサービスは以下の2つです。

  • OPROARTS

    service_oproarts.PNG
  • ワーク実行 - PDF結合

    service_runwork_pdf.PNG

各サービスの設定方法については以下の記事をご覧ください。
・OPROARTS 設定方法(Salesforce)
・ワーク実行 - PDF結合 設定方法(Salesforce)

・OPROARTS 設定方法(kintone)
・ワーク実行 - PDF結合 設定方法(kintone)

・OPROARTS 設定方法(kintone)
・ワーク実行 - PDF結合 設定方法(CSV)

「ワーク実行 - PDF結合」サービスの設定において、以下の点に留意してください。

  • 「PDFの結合方法」で既存PDF(注文書)と生成する文書(請求書)をどの順番で結合するか指定する(本記事では請求書の後に注文書を結合すべく「文書の後にアップロードされたファイルを結合する」を選択しています)
  • ワーク②では渡されたCSVデータのフィールド値を使用しないが、実行するワークのデータCSVでは形式的に最低1つのフィールドを用意して値を設定する(これを指定しないとワーク②が動きません)

service_pdf_detail.png

 

エンベロープ設定

文書化サービスに「OPROARTS」を基に作成したサービスを、配送サービスに「ワーク実行 - PDF結合」を基に作成したサービスを指定します。

文書化サービス

envelope1_document.PNG

 

配送サービス

envelope1_delivery.PNG

 

ワーク設定

基本設定で名称とメモを入力したら、「データソース」「エンベロープ」「文書とデータのマッピング」の設定をします。

データソース

 work1_datasource.PNG

ここではワーク①が受け取るCSVデータを、フィールドの順番通りに定義します。
受け取ったCSVデータは、「文書とデータのマッピング」で指定する帳票テンプレートにCSVデータとして渡します。

 今回はSalesforceやkintoneと連携せずに直接D3WorkerにCSVデータを渡します。
使用するCSVデータに合わせて文字コードを指定し、先頭行が項目名である場合(実際に使用する値でない場合)は先頭行の「データとして使用しない」にチェックを入れます。

 

エンベロープ

work1_envelope.PNG

 同じ請求番号を含むCSVデータの行を1つのエンベロープ単位に含めるため、エンベロープフィールドには請求番号フィールドを指定します。

作成したエンベロープを選択したら、アクティブ化するフィールドに「エンベロープフィールド」を指定し、「ELSEとして使用する」にチェックを入れます。

 

文書とデータのマッピング

work1_mapping.PNG

 ここではデータソースのフィールドと帳票テンプレートのCSVフィールドを結びつけます。

上から、文書名に任意の名前を、テンプレート名に使用する帳票テンプレートの名前を入力します。
※テンプレート名には"live_"を先頭につけて「live_{作成したテンプレート名}」と入れてください。

今回使用する帳票テンプレートは明細行とそれ以外の項目を含むヘッダー明細型ですので、データセットを2つ用意します。

それぞれのデータセットについて、「単一行のCSV」(非明細部分)「複数行のCSV」(明細部分)と設定し、データソースのフィールドを帳票テンプレートのCSVフィールドの順番通りになるように並べます。

 

ワーク②

サービス設定

使用するサービスは以下の2つです。

  • アップロード文書

    service_upload_document.PNG
  • メール送信

    service_mail.PNG

各サービスの設定方法については以下の記事をご覧ください。
・アップロード文書 設定方法(Salesforce)
・メール送信 設定方法(Salesforce)

・アップロード文書 設定方法(kintone)
・メール送信 設定方法(kintone)

・アップロード文書 設定方法(CSV)
・メール送信 設定方法(CSV)

エンベロープ設定

文書化サービスに「アップロード文書」を基に作成したサービスを、配送サービスに「メール送信」を基に作成したサービスを指定します。

文書化サービス

envelope2_document.PNG

 

配送サービス

envelope2_delivery.PNG

 

ワーク設定

基本設定で名称とメモを入力したら、「データソース」「エンベロープ」「文書とデータのマッピング」の設定をします。

データソース

work2_datasource.PNG

このワークではデータソースのフィールド値を使用しないので、フィールドは追加しません。

 

エンベロープ

work2_envelope.PNG

 ワーク①から渡されるCSVデータは1行のみなので、エンベロープフィールドには「データソースの行番号」を指定します。

作成したエンベロープを選択したら、アクティブ化するフィールドに「エンベロープフィールド」を指定し、ELSEとして使用するにチェックを入れます。

 

文書とデータのマッピング

 ワーク②のエンベロープでは文書化サービスとしてアップロード文書サービスを用いるため、何も設定せずに保存します。

 

ワークの実行

ワークの作成が終わったら、ワークを実行します。

※D3WorkerはSalesforceやkintoneなどのクラウドサービスと連携させてその画面上から呼び出すことが多いですが、今回は説明を簡潔にするためCSVデータを用いて直接ワークを呼び出します。

 

以下のURLから、ファイルのアップロードを含むワーク実行ができます。

https://d3w.ap.oproarts.com/d3w/a/{お客様のテナント名}/al/facade/upload1.html

work_exec_screen.png

 

認証

項目名 説明
UID ユーザーIDを入力します。
UPW パスワードを入力します。

帳票データ

項目名 説明
ワーク ワーク①を指定します。
CSVファイル 請求書の帳票テンプレートに渡すCSVデータを含んだファイルを指定します。
追加ファイル D3Workerにアップロードするファイルを指定します。
リクエストパラメータは「ワーク実行 - PDF結合」サービスで指定したリクエストパラメータ名を入力し、ファイルは注文書のPDFを指定します。

 

使用したCSVデータは以下です。

bill_csv.PNG

 

「実行」をクリックすると、注文書と請求書を結合したPDFがメール送信されます。

sent_mail.png

 

添付ファイルを開くと、PDFが結合されていることが分かります。

 output_pdf.PNG

 

おわりに

OPROARTSを用いて自動生成したPDFに既存のPDFを結合し、配信ができるようになりました。

PDFの結合が必要な帳票業務の際は、是非本記事をご参照ください。

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