ソアスクのパッケージには、帳票の標準テンプレートが用意されています。
当記事では標準帳票を利用するための手順を記載しています。
また、見積書を例に作成しています。
ソアスク標準帳票にはConnector版とViewFramer版の2種類があります。
当記事で作成するConnector版には変更申込書は含まれておりませんので、変更申込書が必要な場合は以下の記事のViewFramer版をご利用ください。
ソアスク標準帳票(oproarts・ViewFramer版)のセットアップ手順
操作手順
1.環境の準備
・soarize v3.0以上
・帳票デザイナを使える環境
2.デザイナーにログイン
デザイナーにログインし、テンプレートを選択します。
①soarize OPROARTS Connectorの「OPROARTS」タブにある[STRART]ボタンからデザイナーにログインします。
②デザイナー左上の[新規作成]をクリックし遷移した先のタブから[ソアスク]を選択、使用したいテンプレートの画像をクリックします。
今回作成するのはConnector版のため、右側の「Connector版」と書かれたテンプレートを選択してください。
当記事では例として見積書を作成するので、「Connector版見積書(サブスクリプション)」を選択します。
③画像をクリックすると新規作成画面が表示されるので、「連携方法」「出力形式」を「テンプレート名」を以下のように設定し、[作成] をクリックします。
連携方法:connector
出力形式:PDF/OPR
テンプレート名:任意の名前(今回は例として「soasc_mitsumorisho_connector」と設定)
テンプレート名は以下のルールに従って任意の名前を入力してください。
・使用できる文字は、英数字とアンダーバー
・先頭の文字はアルファベットである
・最後の文字がアンダースコアでない
・アンダーバーが 2 個以上連続していない
当FAQの最下部にテンプレート名の例を記載しているので、よろしければご参照ください。
3.テンプレートを配備する
次に作成した帳票の配備を行います。
①作成した帳票の編集ボタンをクリックします。
②操作にあるオレンジ色の右矢印「Start Data Mapping」をクリックし、マッピング画面へ遷移します。
③遷移したらログインをクリックします。
④ログインをクリックしたら「マッピングの復元」というポップアップが表示されますので「はい」をクリックします。
⑤復元されたら「保存」をクリックします。
⑥「テンプレート配備ウィザード」というポップアップが現れ、配備ボタンが表示されますので「配備」をクリックします。
4.出力アクションボタンの作成
Salesforce のレコード画面から Connector for Salesforce で帳票出力をするためには、出力をリクエストするアクションをSalesforce 上に作成する必要があります。
①テンプレート配備ウィザードの「出力アクションの作成」で「Visualfoceページソース」[生成]ボタンをクリックします。
②表示されたソースを全選択してコピーします。
③Salesforceの画面に戻り、設定>クイック検索でVisualforce ページを選択します。
④Visualforce ページで[新規]ボタンをクリックし、以下の設定を入力します。
表示ラベル(ご自身が設定したいラベル名)
例:見積書発行
名前(ご自身が設定したい名前)
例:soasc_mitsumorisho_connector
「Lightning Experience~」
チェックを入れる
内容
元々あったソースを削除し、②でコピーした内容を挿入する
⑤上記を設定したら、保存ボタンをクリック
⑥設定>オブジェクトマネージャからアクションを設置するオブジェクトを選択し、クリックします。
今回は見積オブジェクトを選択します。その他4帳票に関しては、最下部の表をご参照ください。
⑦[ボタン、リンク、およびアクション]を選択して、[新規アクション]をクリックします。
⑧下記のように設定して[保存]をクリック
アクション種別 | カスタム Visualforce |
Visualforce ページ | ④で作成した Visualforce ページ を指定 |
高さ | 変更なし |
表示ラベル | 任意の名前(今回は見積書発行) |
名前 | 任意の名前(今回はQuotation) |
⑨設定> オブジェクトマネージャ> 商談画面に戻り、[ページレイアウト]をクリックします。
⑩遷移先画面上部のウィンドウ「モバイルおよびLightningのアクション」から、⑧で作成したアクションをSalesforceモバイルおよびLightning Experienceのアクションエリアへドラック&ドロップで追加します。
⑪「保存」ボタンをクリックし、レイアウトを保存します。
5.出力アクションの確認
画面に追加したアクションが表示されているか確認します。
①商談または販売レコードを開きます、関連タブから見積レコードに遷移します。
利用申込書・規約申込書の場合も同様です。
請求書の場合は請求タブから請求レコード、発注書の場合は購買タブから発注レコードに遷移できます。
②詳細ページにアクションが表示され、ボタンを押して出力できることを確認します。
以上がConnector版でのソアスク標準帳票セットアップ方法になります。
テンプレート名例・オブジェクトの設置場所
テンプレート名の例 | 設置するオブジェクト | |
見積書 | soasc_mitsumorisho_connector | 見積 |
利用申込書 | soasc_riyomoshikomisho_connector | 見積 |
解約申込書 | soasc_kaiyakumoshikomisho_connector | 見積 |
請求書 | soasc_seikyusho_connector | 請求 |
発注書 | soasc_hatchusho_connector | 発注 |
ViewFramer版については、以下記事に記載しておりますため、よろしければこちらも併せてご参照ください。
標準帳票を利用するには、バージョンv3.0以上のソアスクを適用していただく必要があります。
また、帳票デザイナを使える状態に設定していただく必要があります。
デザイナのセットアップにつきましては、セットアップガイドP9~P15をご参照の上「LAD」「LA」のライセンス登録を行ってください。