ソアスクのパッケージには、帳票の標準テンプレートが用意されています。
この記事では標準帳票を利用するための手順を記載しています。
また、見積書を例に作成しています。
目次
※1~3の手順は作成できる6帳票全て同じとなります。
1.環境の準備
2.デザイナーにログイン、テンプレートを配備
3.ViewFramerにログイン、エクスポートファイルをインポートし配備
4.出力アクション(ボタン)を表示
5.出力アクション(ボタン)、出力の確認
1.環境の準備
・soarize v3.0以上
・拡張パッケージ「soasc」v1.3以上
・帳票デザイナを使える環境
2.デザイナーにログイン、テンプレートを配備
soarize OPROARTS Connectorの「OPROARTS」タブにある[STRART]ボタンからデザイナーにログインします。
デザイナー左上の[新規作成]をクリックし遷移した先のタブから[ソアスク]を選択、使用したいテンプレートの画像をクリックします。
当記事では見積書を例に設定していきます。
画像をクリックすると新規作成画面が表示します。
テンプレート新規作成ウィンドウの「連携方法」「出力形式」は以下共通です。
連携方法:ViewFramer/D3Worker
出力形式:PDF/OPR
テンプレート名は帳票毎に指定する必要があります。以下を参照に設定してください。
見積書:soasc_mitsumorisho_subscription
利用申込書:soasc_riyomoshikomisho_subscription
変更申込書:soasc_henkomoshikomisho_subscription
解約申込書:soasc_kaiyakumoshikomisho_subscription
請求書:soasc_seikyusho_subscription
発注書:soasc_hatchusho_subscription
テンプレート名を「soasc_mitsumorisho_subscription」とする理由ですが、後述のViewFramerのマッピング定義で設定されているDocumentizer(テンプレートとのマッピング設定)にて「soasc_mitsumorisho_subscription」というテンプレート名で指定しているためとなります。
設定したら作成をクリックします。
次に作成した帳票の配備を行います。
以下作成手順です。
①作成した帳票の編集ボタンをクリック。
②操作にあるオレンジ色の右矢印「Start Data Mapping」をクリックし、マッピング画面へ遷移します。
③遷移したら「マッピングの復元」というポップアップが表示されますので「はい」をクリックします。
④復元されたら「保存」をクリック。
⑤「テンプレート配備ウィザード」というポップアップが現れ、配備ボタンが表示されますので「配備」をクリックします。
ここまで出来ましたら、デザイナーは終了です。
次にViewFramerの設定を行います。
3.ViewFramerにログイン、マッピングファイルをインポートし配備
当FAQ記事最下部にマッピングファイルが添付してありますので、使用するマッピングファイルをダウンロードし、Viewframerにインポートします。
見積書:soasc_mitsumorisho_subscription.mapping
利用申込書:soasc_riyomoshikomisho_subscription.mapping
変更申込書:soasc_henkomoshikomisho_subscription.mapping
解約申込書:soasc_kaiyakumoshikomisho_subscription.mapping
請求書:soasc_seikyusho_subscription.mapping
発注書:soasc_hatchusho_subscription.mapping
・ViewFramerにログイン
Viewframerログイン画面
ログインする際はログイン用のCID/UID/UPWを利用します。
デザイナー用のものと同じですので、認証情報テキストを確認してください。
!注意!
同じウェブブラウザーで複数のビューやマッピングを参照・編集すると上書きされてしまいます。
必ず1つのタブで操作してください。
既存のビューを参考にしたい場合は、別のブラウザーで参考にしたいビューを開くようお願いいたします。ただし、同時編集はできませんので参照のみにしてください。
また、別のブラウザーにした場合も複数のビューを開くことは避けてください。
ログインしたら、マッピングタブのインポートをクリックします。
ダウンロードしたマッピングファイルを選択し、マッピング名を「soasc_mitsumorisho_subscription」とし、「OK」をクリックするとマッピングとビューに設定が反映されます。
マッピング名は以下の様に設定してください。
見積書:soasc_mitsumorisho_subscription
利用申込書:soasc_riyomoshikomisho_subscription
変更申込書:soasc_henkomoshikomisho_subscription
解約申込書:soasc_kaiyakumoshikomisho_subscription
請求書:soasc_seikyusho_subscription
発注書:soasc_hatchusho_subscription
※マッピング名を「soasc_mitsumorisho_subscription」としているのは、ソアスク側で用意されているVisualforceページでこのマッピング名が指定されているためです。
Visualforceページのマッピング名とViewFramerのマッピング名を一致させる必要があります。
・作成したマッピングを配備。
配備ボタンをクリックすると「配備してよろしいですか?」と聞かれますので「OK」で配備します。
ここまででViewFramerの設定は完了です。
ソアスク(Salesforce)の画面に戻ります。
4.出力アクション(ボタン)を表示
設定>オブジェクトマネージャから「見積」と検索をし見積オブジェクトをクリック。
「ページレイアウト」から対象のページレイアウトを開き、遷移先画面上部のウィンドウ「モバイルおよびLightningのアクション」から、「見積書発行(サブスク)」をSalesforceモバイルおよびLightning Experienceのアクションエリアへドラック&ドロップで追加します。
以下のアクションを選択可能です。
・利用申込書発行(サブスク)
・変更申込書発行(サブスク)
・解約申込書発行(サブスク)
・発注書に関しては、発注オブジェクトから対象のページレイアウトに対して「モバイルおよびLightningのアクション」から「発注書発行(サブスク)」を追加してください。
追加できましたら「保存」をクリック。
以上で、設定は完了となります。
5.出力アクション(ボタン)、出力の確認
画面に追加したアクションが表示されているか確認します。
見積書、利用申込書の場合は、商談または、販売レコードを開き、関連タブから見積レコードに遷移できます。
商談または販売へはタブをご利用ください。
請求書の場合は、請求タブから請求レコードに遷移できます。
ボタンを押して出力されることを確認します。
以上がソアスク標準帳票のセットアップ方法となります。
編集方法については、以下記事に記載しておりますため、よろしければこちらも併せてご参照ください。
ソアスク標準帳票の編集方法について
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ViewFramerマッピングファイル更新履歴
・2022/08/03
「請求書」「利用申込書」で税種別合計レコードが明細レコードの件数より少ない場合に、合計金額が誤った数値になる不具合を修正
・2022/07/01
「見積書」「請求書」「発注書」「利用申込書」でソアスクv1用の項目を帳票の
「合計金額」などに使用しているものを、税種別合計レコードの金額を合計するように修正
※v1用の項目は、税率が異なる明細が同じ1帳票内に存在する場合に、正しい金
額を出力できません。
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標準帳票を利用するには、バージョンv3.0以上のソアスクに対して、拡張パッケージ「soasc」v1.3以上を適用していただく必要があります。
また、帳票デザイナを使える状態に設定していただく必要があります。
拡張パッケージ「soasc」のインストールURLに関しましてはサポートまでお問い合わせください。
お問合せ方法につきましてはOPROARTS Support Serviceにある「ご利用方法」をご参照ください。
デザイナのセットアップにつきましては、セットアップガイドP9~P15をご参照の上「LAD」「LA」のライセンス登録を行ってください。
※「OPROARTSConnecter v2」を使用している場合、お手数ですが「soarize OPROARTS Connector」のLAにも認証情報を登録してください。