ソアスクのパッケージには、帳票の標準テンプレートが用意されています。
この記事では標準帳票を利用するための手順を記載しています。
また、見積書を例に作成しています。
※インストールされているソアスクのバージョンによって以下の手順でご設定をお願いします。
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○ソアスクv3.14以降の方→
ソアスクv3.14以降をインストールされているお客様は、階層情報をもつ明細レコードに対応したソアスク標準帳票について【ソアスクv3.14以降をインストールされているお客様向け】の記載内容をご確認いただき、把握いただいた上で「目次」1~5の手順でセットアップをします。
※階層情報をもつ明細レコードに対応した帳票は解約申込書・変更申込書は未対応です。
○ソアスクv3.13以前の方→
「目次」1~5の手順でセットアップをします。
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【ソアスクv3.14以降をインストールされているお客様向け】
○階層情報をもつ明細レコードに対応したソアスク標準帳票の出力イメージ
○ソアスクv3.13以前をインストールされている場合のソアスク標準帳票と異なる点
- 明細のレコードタイプによって帳票の明細部分の項目の表示/非表示を切り替える
レコードタイプ階層:背景色に任意の色を設定し、「品目」「数量」「単位」「金額」を表示させる
レコードタイプ品目:全項目を表示させる
レコードタイプ品目説明:「品目」「数量」「単位」を表示させる
- 明細のレコードタイプが「階層」の場合、「金額」欄に「小計金額(appsfs__fs_SubtotalAmount__c)」を表示させる
- 階層にインシデントをつけ、最大5階層まで表示可能にした
- 「並び順」でソートして表示させる
目次
※1~3の手順は作成できる6帳票全て同じとなります。
1.帳票デザイナの準備
2.デザイナーにログイン、テンプレートを配備
3.ViewFramerにログイン、エクスポートファイルをインポートし配備
4.出力アクション(ボタン)の作成・表示
5.出力アクション(ボタン)、出力の確認
1.帳票デザイナの準備
2.デザイナーにログイン、テンプレートを配備
soarize OPROARTS Connectorの「OPROARTS」タブにある[STRART]ボタンからデザイナーにログインします。
デザイナー左上の[新規作成]をクリックし遷移した先のタブから[ソアスク]を選択、使用したいテンプレートの画像をクリックします。
当記事では見積書を例に設定していきます。
画像をクリックすると新規作成画面が表示します。
テンプレート新規作成ウィンドウの「連携方法」「出力形式」は以下共通です。
連携方法:ViewFramer/D3Worker
出力形式:PDF/OPR
テンプレート名は帳票毎に指定する必要があります。以下を参考に設定してください。
見積書:soasc_mitsumorisho_subscription
利用申込書:soasc_riyomoshikomisho_subscription
変更申込書:soasc_henkomoshikomisho_subscription
解約申込書:soasc_kaiyakumoshikomisho_subscription
請求書:soasc_seikyusho_Invoice_subscription
発注書:soasc_hatchusho_subscription
テンプレート名を「soasc_mitsumorisho_subscription」とする理由ですが、後述のViewFramerのマッピング定義で設定されているDocumentizer(テンプレートとのマッピング設定)にて「soasc_mitsumorisho_subscription」というテンプレート名で指定しているためとなります。
設定したら作成をクリックします。
次に作成した帳票の配備を行います。
以下作成手順です。
①作成した帳票の編集ボタンをクリック。
②操作にあるオレンジ色の右矢印「Start Data Mapping」をクリックし、マッピング画面へ遷移します。
③遷移したら「マッピングの復元」というポップアップが表示されますので「はい」をクリックします。
④復元されたら「保存」をクリック。
⑤「テンプレート配備ウィザード」というポップアップが現れ、配備ボタンが表示されますので「配備」をクリックします。
ここまで出来ましたら、デザイナーは終了です。
次にViewFramerの設定を行います。
3.ViewFramerにログイン、マッピングファイルをインポートし配備
当FAQ記事最下部にマッピングファイルが添付してありますので、使用するマッピングファイルをダウンロードします。
・ViewFramerにログイン
Viewframerログイン画面
ログインする際はログイン用のCID/UID/UPWを利用します。
デザイナー用のものと同じですので、認証情報テキストを確認してください。
!注意!
同じウェブブラウザーで複数のビューやマッピングを参照・編集すると上書きされてしまいます。
必ず1つのタブで操作してください。
既存のビューを参考にしたい場合は、別のブラウザーで参考にしたいビューを開くようお願いいたします。ただし、同時編集はできませんので参照のみにしてください。
また、別のブラウザーにした場合も複数のビューを開くことは避けてください。
ログインしたら、マッピングタブのインポートをクリックします。
ダウンロードしたマッピングファイルを選択し、マッピング名を「soasc_mitsumorisho_subscription」とし、「OK」をクリックするとマッピングとビューに設定が反映されます。
マッピング名は以下の様に設定してください。
見積書:soasc_mitsumorisho_subscription
利用申込書:soasc_riyomoshikomisho_subscription
変更申込書:soasc_henkomoshikomisho_subscription
解約申込書:soasc_kaiyakumoshikomisho_subscription
請求書:soasc_seikyusho_Invoice_subscription
発注書:soasc_hatchusho_subscription
※マッピング名を「soasc_mitsumorisho_subscription」としているのは、ソアスク側で用意されているVisualforceページでこのマッピング名が指定されているためです。
Visualforceページのマッピング名とViewFramerのマッピング名を一致させる必要があります。
・作成したマッピングを配備
配備ボタンをクリックすると「配備してよろしいですか?」と聞かれますので「OK」で配備します。
ここまででViewFramerの設定は完了です。
4.出力アクション(ボタン)を作成・表示
・APIサンプルを取得
ViewFramerのマッピングの一覧画面にて、呼び出したいマッピングの「APIサンプル」欄にある[APIサンプル]ボタンをクリックします。
サービスと形式はそのままで、「Visualforceページ」をクリックします。
テキストファイルがダウンロードされるので、テキストエディタで開きます。
・APIサンプルを修正
33行目に以下の記述を追加します。
nsPrefix:'appsfs',
・Visualforceページの作成
Selesforceを開き、設定>カスタムコード>Visualforceページ を開きます。
「新規」をクリックします。
以下のように設定します。
表示ラベル:任意の文字列
名前:アンダースコアと英数字のみを含む任意の文字列
Lightning Experience、Lightning コミュニティ、およびモバイルアプリケーションで利用可能:チェックをいれる
Visualforce Markup:ダウンロードしたVisualforceサンプルコードの内容をコピーして貼り付ける
※元々Visualforce Markup欄に入っているコードは不要です。
保存します。
・アクション(ボタン)の作成
設定>オブジェクトマネージャから「見積」と検索をし見積オブジェクトをクリックします。
「ボタン、リンク、およびアクション」を開き、「新規アクション」をクリックします。
以下のように設定します。
アクション種別:カスタムVisualforceページ
表示ラベル:任意の文字列(例:見積書)
名前:アンダースコアと英数字のみを含む任意の文字列(例:mitsumorisho)
保存します。
※
・利用申込書、解約申込書、変更申込書は、見積書と同様に見積オブジェクトに追加します。
・請求書の場合は、請求オブジェクトに追加します。
・発注書の場合は、発注オブジェクトに追加します。
・アクション(ボタン)の追加
「ページレイアウト」から対象のページレイアウトを開き、遷移先画面上部のウィンドウ「モバイルおよびLightningのアクション」から、「見積書発行(サブスク)」をSalesforceモバイルおよびLightning Experienceのアクションエリアへドラック&ドロップで追加します。
保存します。
以上で、設定は完了となります。
5.出力アクション(ボタン)、出力の確認
画面に追加したアクションが表示されているか確認します。
見積書、利用申込書の場合は、商談または、販売レコードを開き、関連タブから見積レコードに遷移できます。
商談または販売へはタブをご利用ください。
請求書の場合は、請求タブから請求レコードに遷移できます。
ボタンを押して出力されることを確認します。
以上がソアスク標準帳票のセットアップ方法となります。
編集方法については、以下記事に記載しておりますため、よろしければこちらも併せてご参照ください。
ソアスク標準帳票の編集方法について
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ViewFramerマッピングファイル更新履歴
・2024/06/17
階層情報をもつ明細レコードに対応したマッピングを作成。
・2022/08/03
「請求書」「利用申込書」で税種別合計レコードが明細レコードの件数より少ない場合に、合計金額が誤った数値になる不具合を修正
・2022/07/01
「見積書」「請求書」「発注書」「利用申込書」でソアスクv1用の項目を帳票の
「合計金額」などに使用しているものを、税種別合計レコードの金額を合計するように修正
※v1用の項目は、税率が異なる明細が同じ1帳票内に存在する場合に、正しい金
額を出力できません。
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■ViewFramerマッピングファイルダウンロード
帳票デザイナをセットアップする必要があります。
セットアップ手順につきましては、セットアップガイドP9~P15をご参照の上、「LAD」「LA」のライセンス登録を行ってください。
※「OPROARTSConnecter v2」を使用している場合、お手数ですが「soarize OPROARTS Connector」のLAにも認証情報を登録してください。