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【TECH COLUMN】D3Workerのサービス「ワーク実行 - ファイル」の利用例(Salesforce)

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OPRO Support staff
  • 2024年10月08日 06:12
  • 更新

本記事では、D3Workerのサービス「ワーク実行 - ファイル」を用いて既存のファイルとOPROARTSで生成したファイルをアーカイブしてWeb配信する方法についてご紹介します。

本記事では簡単なPDFファイルとWordファイルをアーカイブしてOPROARTS Driveに保管する例を取り上げ、説明します。

 

事前準備

D3Workerの設定をする前に、以下の2点を準備します。

  • PDFファイルの帳票テンプレート(以下、このテンプレートから生成されたファイルをPDFファイルAとします)
  • 既存のWordファイル(以下、WordファイルBとします)

PDFファイルの帳票テンプレートを用意

OPROARTSでPDFファイルAを生成するために、帳票テンプレートを用意します。
今回は、OPROARTS Designerでテンプレートを新規作成します。

白紙から作成します。

template_blank.png

 

本記事ではPDFファイルの内容を問わないため、分かりやすく以下のようなデザインにしました。(あくまで例です)

pdf_file_A_picture.PNG

 

一緒にアーカイブするWordファイルを用意

本記事では例として以下のWordファイルBを使用します。(くどいようですが、あくまで例です)

word_file_B_picture.PNG

 

D3Workerの設定

本記事でご紹介する処理を実行するには、2つのワークを作成する必要があります。

  • ワーク①: PDFを生成して、手元にあるWordファイルと一緒にアーカイブし、ワーク②に渡すワーク
  • ワーク②: ワーク①から受け取ったアーカイブファイルをOPROARTS Driveに保管するワーク

以下、それぞれのワークについて設定方法を説明していきます。

 

ワーク①

サービス設定

使用するサービスは以下の2つです。

  • OPROARTS

    service_oproarts.PNG
  • ワーク実行 - ファイル

    service_runwork_file.PNG

各サービスの設定方法については以下の記事をご覧ください。

・OPROARTS 設定方法(Salesforce)
・ワーク実行 - ファイル 設定方法(Salesforce)

・OPROARTS 設定方法(kintone)
・ワーク実行 - ファイル 設定方法(kintone)

・OPROARTS 設定方法(CSV)
・ワーク実行 - ファイル 設定方法(CSV)

「ワーク実行 - ファイル」サービスの設定において、以下の点に留意してください。

  • ワーク②では渡されたCSVデータのフィールド値を使用しないが、実行するワークのデータCSVでは形式的に最低1つのフィールドを用意して値を設定する(これを指定しないとワーク②が動きません)

 

service_runwork_file_detail.PNG

 

エンベロープ設定

文書化サービスに「OPROARTS」を基に作成したサービスを、配送サービスに「ワーク実行 - ファイル」を基に作成したサービスを指定します。

文書化サービス

envelope1_document.PNG

 

配送サービス

envelope1_delivery.PNG

 

ワーク設定

基本設定で名称とメモを入力したら、「データソース」「エンベロープ」「文書とデータのマッピング」の設定をします。

データソース

work1_datasource.PNG

ここではワーク①が使用するCSVデータのフィールドを定義します。
ワーク①で使用するフィールド値はないので、フィールドは追加しません。

 

エンベロープ

work1_envelope.png

 ワーク①ではデータソースのフィールドを使用しないため、エンベロープフィールドにはデータソースの行番号を指定します。

作成したエンベロープを選択したら、アクティブ化するフィールドに「エンベロープフィールド」を指定し、「ELSEとして使用する」にチェックを入れます。

 

文書とデータのマッピング

work1_mapping.PNG

 ここではデータソースのフィールドと帳票テンプレートのCSVフィールドを結びつけます。

上から、文書名に任意の名前を、テンプレート名に使用する帳票テンプレートの名前を入力します。
※テンプレート名には"live_"を先頭につけて「live_{作成したテンプレート名}」と入れてください。

今回使用する帳票テンプレートは静的項目のみを含みCSVデータを受け取らないため、データセットは追加しません。

 

ワーク②

サービス設定

使用するサービスは以下の2つです。

  • アップロード文書

    service_upload_document.PNG
  • OPROARTS Drive [配送]

    service_oproartsdrive.PNG

各サービスの設定方法については以下の記事をご覧ください。

・アップロード文書 設定方法(Salesforce)
・OPROARTS Drive [配送] 設定方法(Salesforce)

・アップロード文書 設定方法(kintone)
・OPROARTS Drive [配送] 設定方法(kintone)

・アップロード文書 設定方法(CSV)
・OPROARTS Drive [配送] 設定方法(CSV)

エンベロープ設定

文書化サービスに「アップロード文書」を基に作成したサービスを、配送サービスに「OPROARTS Drive [配送]」を基に作成したサービスを指定します。

文書化サービス

envelope2_document.PNG

 

配送サービス

envelope2_delivery.PNG

 

ワーク設定

基本設定で名称とメモを入力したら、「データソース」「エンベロープ」「文書とデータのマッピング」の設定をします。

データソース

work2_datasource.PNG

このワークではデータソースのフィールド値を使用しないので、フィールドは追加しません。

 

エンベロープ

work2_envelope.png

ワーク②ではデータソースのフィールドを使用しないため、エンベロープフィールドには「データソースの行番号」を指定します。

作成したエンベロープを選択したら、アクティブ化するフィールドに「エンベロープフィールド」を指定し、ELSEとして使用するにチェックを入れます。

 

文書とデータのマッピング

 ワーク②のエンベロープでは文書化サービスとしてアップロード文書サービスを用いる(文書を生成しない)ため、何も設定せずに保存します。

 

ワークの実行

ワークの作成が終わったら、ワークを実行します。

※D3WorkerはSalesforceやkintoneなどのクラウドサービスと連携させてその画面上から呼び出すことが多いですが、今回は説明を簡潔にするためCSVデータを用いて直接ワークを呼び出します。

 

以下のURLから、ファイルのアップロードを含むワーク実行ができます。

https://d3w.ap.oproarts.com/d3w/a/{お客様のテナント名}/al/facade/upload1.html

work_exec_screen.png

 

認証

項目名 説明
UID ユーザーIDを入力します。
UPW パスワードを入力します。

帳票データ

項目名 説明
ワーク ワーク①を指定します。
CSVファイル ワーク①を実行するためのCSVデータを含んだファイルを指定します。
追加ファイル D3Workerにアップロードするファイルを指定します。
リクエストパラメータは「ワーク実行 - ファイル」サービスで指定したリクエストパラメータ名を入力し、ファイルはWordファイルBを指定します。

 

使用したCSVデータは以下です。
ワーク①を呼び出すためだけの形式的な1行のみを含みます。

csv.PNG

 

「実行」をクリックすると、PDFファイルAとWordファイルBを含むアーカイブファイルがOPROARTS Driveに保管されます。

stored_zip_file.PNG

 

添付ファイルをダウンロードして解凍すると、PDFファイルAとWordファイルBが入っていることが分かります。

extracted_zip_file.PNG

 

おわりに

OPROARTSを用いて自動生成したファイルと既存のファイルをアーカイブし、配信ができるようになりました。

本記事ではPDFファイルとWordファイルをアーカイブしてOPROARTS Driveに保管する例を紹介しましたが、ワーク②の配送サービスに別のサービスを指定することでアーカイブファイルの配信先をニーズに合わせて柔軟に変更することが可能です。

ファイルのアーカイブが必要な帳票業務の際は、是非本記事をご参照ください。

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