本記事では、D3Workerの「OPROARTS Drive [配送] - ワーク実行」サービスをご紹介します。
<D3Workerのサービス「OPROARTS Drive [配送] - ワーク実行」とは>
このサービスはD3Workerが生成または、取得したPDFをOPROARTS Driveへ連携し、連携後更に指定したワークを実行するサービスです。
ワークの詳細については以下の「【TECH COLUMN】D3Workerの設定手順」記事をご覧ください。
Salesforce連携の方:【TECH COLUMN】D3Workerの設定手順(Salesforce)
kintone連携の方:【TECH COLUMN】D3Workerの設定手順(kintone)
CSV連携の方:【TECH COLUMN】D3Workerの設定手順(CSV)
※OPROARTS Driveとは、企業向けのセキュアで利便性の高いクラウド型ファイル共有サービス「Fleekdrive」をOPROARTSと連携するサービスです。Fleekdriveについてはこちらをご覧ください。
<サービスの設定方法>
1.D3Workerへログインします。
2.ログイン後、「サービス」タブを選択します。
3.サービスを定義するため、「新規作成」を選択します。
4.サービスタイプの選択にて「OPROARTS Drive [配送] - ワーク実行」を選択します。
※ご利用中のD3Workerテナントで当サービスが存在しない場合、弊社サポートにお問合せください。
5.サービス内の各項目を設定していきます。
(各詳細な設定は以下を参照してください。)
<詳細設定方法>
①名称とメモ
項目名 | 説明 | 必須 |
名称 | D3Workerサービス名称です。ユニークになるように設定してください。 | 〇 |
メモ | 簡単なメモを記入できます。 |
②OPROARTS Driveへの接続情報
項目名 | 説明 | 必須 |
エンドポイントURL | OPROARTS DriveのAPIエンドポイントです。 通常は指定する必要がありません。 |
〇 |
ユーザID | OPROARTS DriveユーザIDです。 | 〇 |
セキュリティトークン | OPROARTS Driveセキュリティトークンです。 | 〇 |
「ユーザIDとセキュリティトークンのエンベロープでの変更を許可する」にチェックを入れると、エンベロープの配送サービス選択画面でもユーザIDとセキュリティトークンが指定可能になります。
③保存先スペース
OPROARTS Driveでは、ファイルは1つの「スペース」の中に保存されます。スペースとはフォルダのことを指します。
項目名 | 説明 | 必須 |
ルートスペース | 保存先のルートスペースを指定します。 | 〇 |
スペース | 保存先のスペースを指定します。 「/」区切りでスペースの階層を指定できます。 スペースが存在しない場合新たに作成されますが、 「スペースの作成を待機する」にチェックを入れた場合は、D3Workerによってスペースの作成は行われずに、外部によるスペースの作成を一定時間待ちます。 |
④ファイルの情報
OPROARTS Driveでのファイル情報の詳細を指定します。
項目名 | 説明 | 必須 |
ファイルの更新 | ファイルのバージョン管理のための設定です。 「更新する」を選択すると、保存されたファイルはバージョン管理されます。 「バージョンアップの種類」でどのようなバージョンアップを行うか選択し、「更新理由」でバージョンアップの理由を記述します。 |
〇 |
説明 | 保存するファイルを説明する文言を記述します。 | |
タグ | タグ検索に用いるタグを指定します。複数指定する場合はカンマで区切ります。 ※タグ検索とは、ファイルに対して関連するキーワードを付与しておくことで、必要なカテゴリーのファイルを一覧で検索することができる機能です。 |
|
ライフサイクル | ライフサイクル機能を設定します。 ※ライフサイクル機能とは、ファイルの登録から完全削除までを自動化して整理することができる機能です。 |
|
公開期間 | 文書の公開期間を設定したい場合、ここに記述します。 指定した場合、配信後ここに記述した日数だけ文書が公開されます。 |
⑤ファイルのカスタム項目
OPROARTS Driveではファイルのプロパティに任意の項目を追加できます。
カスタム項目は、OPROARTS Driveの設定画面で 表示項目設定 > 表示項目のカスタマイズ と進んだ画面の[+]ボタンから追加できます。
※設定画面へは
- Salesforceパッケージをご利用の場合、OPROARTS Driveアプリの「Drive設定」タブをクリック
- Webアプリをご利用の場合、ホーム画面左下の「」ボタンをクリック
で移動できます。
カスタム項目に入る値をD3Workerから指定することが可能です。
+ボタンで指定するカスタム項目を増やします。
項目名 | 説明 | 必須 |
項目名 | 指定するカスタム項目の項目名(※)を入力します。 ※2つ前の画像で「項目名」に表示されている、英字の値 |
|
値 | 指定するカスタム項目の値を入力します。 |
⑥ファイルの配信
OPROARTS Driveでのファイル配信の詳細を指定します。
配信する場合は「配信する」にチェックを入れます。
※「必須」欄は配信する場合に必須項目かどうかを表します。「配信しない」にチェックを入れている場合は全て空欄でも問題ありません。
項目名 | 説明 | 必須 |
通知メールの送信先 | 配信を通知するメールを送信できます。 カンマ区切りでメールアドレスを入力すると、複数の送信先に通知メールが届きます。 |
〇 |
通知メールの件名 | 通知メールの件名に表示する内容を入力します。 | 〇 |
通知メールの本文 | 通知メールの本文に表示する内容を入力します。 ここで指定した文章が、デフォルトの本文(ダウンロードURLや有効期限の情報を含む)の前に追記されます。 |
|
配信期間 | 配信期間(ダウンロード可能期間)を指定できます。 | 〇 |
ダウンロード回数 | 配信対象のファイルをダウンロードできる回数を制限します。 | |
パスワード | ダウンロードの際のパスワードを設定することができます。 設定すると、通知メールの送信先にパスワード通知のメールも送信されます。 「無指定の場合は自動生成する」にチェックを入れると、パスワードを空欄で指定したとき自動で生成されるようになります。 |
⑦配信後に実行するワーク
項目名 | 説明 | 必須 |
実行するワーク | 文書公開後に実行するワーク名を記載します。 | 〇 |
データCSV | ワークに渡すCSVデータの並びを指定します。 | 〇 |
5.画面左下の「保存」ボタンをクリックします。
設定のイメージをつかんでいただければ幸いです。
「OPROARTS Drive [配送] - ワーク実行」をご利用の際はご活用ください。