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概要
OPROARTSアクションの設定方法は、本ガイドを含め5つの記事に分割されています。 本記事では、OPROARTSアクションの基礎知識と初期準備をご説明します。
- ▶ 【OPROARTSアクションの設定方法】①設定の概要と初期準備
- 【OPROARTSアクションの設定方法】②環境設定:共有設定からワークフロールール設定まで
- 【OPROARTSアクションの設定方法】③レコード作成:Live BridgeとViewFramerでのレコード作成方法
- 【OPROARTSアクションの設定方法】④ボタン設定:詳細ページへの出力ボタン実装
- 【OPROARTSアクションの設定方法】⑤ボタン設定:リストビューへの出力ボタン実装
前提条件
- OPROARTS Connectorのバージョンが1.34以降であること
- OPROARTS Connector v2 をご利用の方は、下記の記事をご覧ください。 【OPROARTS Connector v2】OPROARTSアクションの設定方法(Salesforce連携)
- 本記事の機能は、ライセンスによって利用できない場合がございます。ご利用を希望する場合は、ご相談ください。
はじめに
Salesforce から OPROARTS のドキュメント出力を呼び出すとき、アウトバウンドメッセージを利用したい場合があります。 例えば、ユーザーの操作と非同期にリクエストしたい場合や、ユーザーに直接 OPROARTS へのリクエストを発行させたくない場合などです。
ただし、アウトバウンドメッセージは 決まった1つのオブジェクトのレコードしか送信できません。そのため、ドキュメントに出力したいデータのオブジェクトごとにアウトバウンドメッセージを作成する必要があり、手間がかかります。 また、送信先となる OPROARTS のサービスごとにアウトバウンドメッセージを作成する必要があると、それも手間になります。
そこで、OPROARTS のサービス名と、そこに送信したいパラメーターを 1つのオブジェクトにまとめたものとして、「OPROARTSアクション」オブジェクトを用意しました。 アウトバウンドメッセージは、「OPROARTSアクション」オブジェクトのレコードを送信するもの 1つだけが用意されています。
以降のセクションでは、OPROARTSアクションを利用した帳票出力を進めるために必要な設定手順を、順にご説明します。
現在のところ「OPROARTSアクション」が対応している OPROARTS のサービスは、「Live for Force.com Bridge」や「ViewFramer ZIP」です。
「OPROARTSアクション」オブジェクトの使用は、OPROARTS Connector や ViewFramer の設定が、すでに従来の方法でドキュメント出力が可能な状態になっていることが前提になっています。 事前に従来の同期的な方法で、テンプレートやマッピングが正しく設定されていることをご確認ください。
補足:OPROARTSアクションの仕組み(処理の流れ)
従来(アウトバウンドメッセージを使用しない場合)は、ボタンのスクリプトに送信先とリクエストパラメーターを記載していましたが、そのパラメーターが「OPROARTSアクション」オブジェクトの項目になっています。 送信先のサービスとパラメーターの値を持つレコードを作成し、それをアウトバウンドメッセージで送信すると、受け取った中継アプリケーションが送信先のサービスにパラメーターの値を転送します。 そしてリクエストを処理させることでドキュメント出力が実行されます。
注意点
アウトバウンドメッセージは、ユーザーのウェブブラウザーがないところで実行されるため、ユーザーに作成したドキュメントを 直接ダウンロードさせることはできません。 出力したドキュメントは、Salesforce のいずれかのレコードに添付ファイルとして保存するか、またはメールに添付して送信してください。
それを満たさないパラメーターの場合はエラーとして処理されます。
1. ユーザーと権限
アウトバウンドメッセージの送信ユーザーのプロファイルには、以下の権限を付与してください。 以下は最小限の権限になります。状況によって、付与する権限を追加しても問題ございません。
システム管理者権限
- APIの有効化権限
カスタムオブジェクト権限
| 対象オブジェクト | 権限 |
|---|---|
| 「OPROARTS」オブジェクト | 参照 |
| 「OPROARTSユーザ」オブジェクト | 参照 |
項目レベルセキュリティ
| 対象オブジェクト | 権限 |
|---|---|
| 「OPROARTS」オブジェクト | 参照アクセス権:すべての項目 |
| 「OPROARTSユーザ」オブジェクト | 参照アクセス権:すべての項目 |
OPROARTSアクションオブジェクト権限
| 項目 | 権限 |
|---|---|
| カスタムオブジェクト権限 | 参照、編集、すべて表示、すべて変更 |
| 項目レベルセキュリティ(参照) | すべての項目 |
| 項目レベルセキュリティ(編集) | ステータス、通知ID、結果コード、結果、開始日時、終了日時 |
| レコードタイプへの権限 | Live Bridge、ViewFramer |
タブ設定
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 「OPROARTSアクション」 | デフォルトで表示 |
ドキュメントで使用するデータのオブジェクト権限
| 区分 | 権限 |
|---|---|
| カスタムオブジェクト権限 | 参照、すべて表示 |
| 項目レベルセキュリティ | 参照アクセス権:テンプレートやマッピングで使用するすべての項目 |
アウトバウンドメッセージを使用する場合、ドキュメントで使用するデータの取得も、アウトバウンドメッセージの送信ユーザーの権限で実行されます。 そのため、送信ユーザーには広範囲のデータを参照できる権限が必要になります。
従来の権限については、以下の記事をご参照ください。
帳票出力に必要な権限設定(Connector for Salesforce)
帳票出力に必要な権限設定(Salesforce/ViewFramer)
2. 権限セット設定手順
アウトバウンドメッセージの送信ユーザーとして指定するユーザーに適用する、専用の権限セットを新設してください。
この権限セットは、【OPROARTSアクションの設定方法】②環境設定:共有設定からワークフロールール設定まで の「送信ユーザーの設定」セクションにある「外部クライアントアプリケーションのポリシー設定」で使用します。
設定内容
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 表示ラベル | oproConnectorEcaSendUserPermissionSet |
| API参照名 | oproConnectorEcaSendUserPermissionSet |
| 説明 | OPROに対してアウトバウンドメッセージを送信した際に、データ獲得処理で利用するユーザーに対して当権限セットを割り当てます。 外部クライアントアプリケーション「opro_connector_eca」でのアクセストークン払い出しを許容します。 |
| セッションの有効化が必要 | チェックなし |
| ライセンス | 任意 |
権限セットの割り当て
-
設定を開き、「権限セット」で作成した「
oproConnectorEcaSendUserPermissionSet」を検索します。 -
「割り当ての管理」>「割り当ての追加」からユーザーを追加し、「次へ」をクリックします。
💡補足【OPROARTSアクションの設定方法】②環境設定:共有設定からワークフロールール設定まで記事の「送信ユーザー」として指定するユーザーに割り当てます。
3. パッケージインストール
パッケージ「opro_connector_eca」をSalesforce組織にインストールしてください。
インストールの際は、管理者のみのインストールを選択します。
パッケージインストールURLは、ご契約開始時の認証情報送付時にご案内しております。 ご不明な場合は、当社サポートまでお問い合わせください。
4. OPROARTS認証情報
アウトバウンドメッセージを使用する場合、ドキュメント生成はアウトバウンドメッセージの送信ユーザーとして実行されるため、OPROARTS認証情報が必要です。
OPROARTS Connector ヘルプの「認証情報(出力)の設定」セクションを参照し、「LAレコード」にアウトバウンドメッセージの送信ユーザーを追加してください。
5. 次のステップ
本記事の内容が完了したら、次は【OPROARTSアクションの設定方法】②環境設定:共有設定からワークフロールール設定まで をご確認ください。 この記事では、Salesforce 内の各種設定を行います。