概要
ソアスクとfreee会計を連携するための拡張パッケージ「soascex1」をリリースしました。
この拡張パッケージを使ってソアスクとfreee会計間でマスタの連携や取引連携、振替予約登録を行えます。
ここでは、取引連携と振替予約登録について紹介します。
freee連携のセットアップ手順やマスタ連携については以下記事をご参照ください。
拡張パッケージfreee連携「セットアップ手順」について
拡張パッケージfreee連携「マスタ連携機能」について
なお、本拡張パッケージをご利用いただく場合はパッケージ「soarize」 のv3.10以降を、セグメントタグ・メモタグ連携を行う場合はv3.12以降をインストールしている必要がございます。
ご希望の場合は弊社サポートまでお問い合わせください。
目次
事前準備
①請求オブジェクトへのボタン追加
②受注タイプの設定
③請求設定「サブスク請求、請求明細へカスタム項目値を引き継ぐ」設定の有効化
一連の動作
取引連携の流れ
ソアスクからfreee会計へ連携される項目
連携手順
freee会計に登録されるデータについて
納品明細.科目マスタマッピング.科目マスタ「売上高」(更新行科目マスタが空)の場合
納品明細.科目マスタマッピング.科目マスタ「前受金」(更新行科目マスタ「売上高」)の場合
エラーが発生するパターン
赤伝の動作について
税額を補正する動作について
詳細
事前準備
①請求オブジェクトへのボタン追加
レコード詳細画面への追加方法
- 画面右上の歯車マーク>設定>オブジェクトマネージャ>請求オブジェクトを選択します。
- ページレイアウトからボタンを表示したいページレイアウトを選択し、編集画面を開きます。
- 「モバイル及びlightningのアクション」を選択し[freee取引登録]を「Salesforce モバイルおよび Lightning Experience のアクション」枠内にドラック&ドロップで追加します。
- 保存して完了です。
請求の詳細画面を開きアクションが表示されていることを確認してください。
レコード一覧画面への追加方法
- 画面右上の歯車マーク>設定>オブジェクトマネージャ>請求オブジェクトを選択します。
- リストビューボタンレイアウトにあるレイアウト「リストビュー」の▼マークをクリックし、編集を選択します。
- カスタムボタンセクションの利用可能なボタン一覧から[一括freee取引登録]を選択し▶マーク(追加)をクリックします。
- 保存して完了です。
請求の一覧画面を開きアクションが表示されていることを確認してください。
②受注タイプの設定
科目マスタと科目マスタマッピングの登録
- freeeマスタ連携の『勘定科目』連携機能で「売上高」「前受金」の勘定科目を科目マスタとして取り込みます。
勘定科目の連携については以下記事を参照してください。
拡張パッケージfreee連携「マスタ連携機能」について
- 「売上高」と「前受金」の科目マスタに紐づけて科目マスタマッピングレコードを作成します。
設定例:
- 科目マスタマッピング名は任意の値になります。
- 科目マスタマッピング.科目マスタは取引明細の勘定科目となります。
- 科目マスタマッピング.更新行科目マスタは更新明細の勘定科目となります。
科目マスタ.前受金に紐づく科目マスタマッピング.更新行科目マスタには「科目マスタ.売上高」を紐づけてください。
※登録されていない場合、更新明細が作成されません。
対象オブジェクトへの追加
以下オブジェクトの「受注タイプ」に「科目マスタマッピング.科目マスタマッピング名(Name)」と同じ値となる選択リスト値を登録します。
- 品目・サービスマスタ
- 見積明細
- 受注明細
- 納品明細
項目の選択リスト値は、以下手順で設定できます。
- 画面右上の歯車マーク>設定>オブジェクトマネージャ>対象のオブジェクトを選択します。
- 項目とリレーションから「受注タイプ」を選択します。
- 値セクションの[新規]ボタンをクリックし、追加したい選択リスト値を入力します。
- 保存して完了です。
設定例:
レコードタイプを利用している以下オブジェクトにつきましては、レコードタイプごとの設定も必要となります。
下記レコードタイプごとに設定をお願いいたします。
オブジェクト | レコードタイプ |
品目・サービスマスタ | Product |
見積明細 | Product |
受注明細 | Product※ |
納品明細 | Nomal, Lock,Product※ |
※はv3.14以降に追加されたレコードタイプです。
ページレイアウトへの選択リスト値追加は、以下手順で設定できます。
(上記項目への選択リスト値追加を行った後に作業してください。)
- 画面右上の歯車マーク>設定>オブジェクトマネージャ>対象のオブジェクトを選択します。
- レコードタイプから対象のレコードタイプを選択します。
- 選択リスト一覧にある「受注タイプ」の編集をクリックし、対象の選択リスト値を「選択済みの値」に追加します。
- 保存して完了です。
設定例:
セグメントタグ・メモタグ利用準備
取引連携・振替予約登録にセグメントタグ・メモタグを含める場合には、以下の手順に沿って設定を行なってください。
①品目・サービスマスタへの項目追加
レコード詳細画面への追加方法
- 画面右上の歯車マーク>設定>オブジェクトマネージャ>品目・サービスマスタオブジェクトを選択します。
- ページレイアウトからボタンを表示したいページレイアウトを選択し、編集画面を開きます。
- 「項目」を選択し[Segment 1 Tag]等のカスタム項目をページレイアウト上の任意のセクションにドラック&ドロップで追加します。
対象のカスタム項目は後述します、貴社の運用上利用が想定されるタグについてページレイアウト上に追加をお願いします。 - 保存して完了です。
※対象のカスタム項目
表示ラベル ページレイアウト編集画面上に表示されるラベル セグメント1タグ Segment 1 Tag セグメント2タグ Segment 2 Tag セグメント3タグ Segment 3 Tag メモタグ1 Tag 1 メモタグ2 Tag 2 メモタグ3 Tag 3 メモタグ4 Tag 4 メモタグ5 Tag 5
②見積明細・受注明細・納品明細・請求明細への項目追加
- 品目・サービスマスタと同様の手順でカスタム項目をページレイアウト上に追加します。
③請求設定「サブスク請求、請求明細へカスタム項目値を引き継ぐ」設定の有効化
- サブスク請求、請求明細へのカスタム項目引き継ぎ機能の有効化を行います。
手順については以下の記事を参照してください。
納品(明細)のカスタム項目の値を請求(明細)へ引き継ぐための設定方法、条件
④セグメントタグマスタ・メモタグマスタの登録
-
freeeマスタ連携機能でfreeeのセグメント1~3・メモタグの情報をセグメントタグマスタ・メモタグマスタとして取り込みます。
連携機能の詳細については以下記事を参照してください。
拡張パッケージfreee連携「マスタ連携機能」について
⑤品目・サービスマスタレコードのメンテナンス
- 品目・サービスマスタレコードをメンテナンスし、freeeに連携するセグメントタグ・メモタグ情報の紐づけを行います。
一連の動作
取引連携の流れ
freee会計への取引データ登録までの基本的な流れは以下のようになります。
- 商談作成
- 見積作成
見積条件登録画面の明細情報で見積明細の「受注タイプ」を設定します。
セグメントタグ・メモタグは品目・サービスマスタからの選択時に見積明細に引き継がれます。
品目・サービスマスタのカスタム項目を引き継ぐ条件 - 受注確定
見積明細から引き継いだ受注タイプをもとに納品明細の科目情報が登録されます。
セグメントタグ・メモタグも見積明細から受注明細・納品明細に引き継がれます。
販売系・購買系のオブジェクト間でカスタム項目の値を引継ぐ条件 - 請求締め(請求作成)
- 請求から取引データ登録
単体請求単位と複数請求単位で登録する2パターンの方法があります。
詳細は下記 連携手順で説明しています。
なお請求データは以下が同一である明細がマージされます。
- 請求明細 > 品目サービスマスタ > 会計システム品目ID
- 請求明細 > 納品明細※ > 科目マスタ > 会計システム勘定科目ID
- 請求明細 > 納品明細※ > 科目マスタ > 会計システム税区分コード
- 請求明細 > 納品明細※ > 請求対象期間 開始/終了
- 請求明細 > 納品明細※ > 納品 > 部門
- 請求明細 > 納品明細※ > 取消納品フラグ
※複数存在する場合には計上日が最も古いレコードが採用されます
請求データをfreee会計へ連携するとfreee会計側に以下データが登録されます。
①取引
②取引明細
③更新明細
取引明細の[+更新]ボタンをクリックすると表示されます。
納品明細.科目マスタマッピング.更新行科目マスタが「売上高」の場合に作成されます。
ソアスクからfreee会計へ連携される項目
ソアスク側 項目名 | freee会計側 項目名 |
請求.請求書発行日 | 取引.発生日 |
請求.支払期日 | 取引.決算期日 |
請求.請求番号(Name) | 取引.管理番号 |
請求.取引先.会計システム取引先ID | 取引.取引先 |
納品明細.科目マスタマッピング.科目マスタ.会計システム税区分コード | 取引明細.税区分 |
請求明細.金額 + 請求明細.会計システム税額 ※1 | 取引明細.金額 |
請求明細.会計システム税額 ※1 |
取引明細.消費税額 |
請求明細.備考 ※2 | 取引明細.備考 |
請求明細.品目サービスマスタ.会計システム品目ID | 取引明細.品目 |
請求.部門マスタ.会計システム部門ID | 取引明細.部門 |
納品明細.科目マスタマッピング.科目マスタ.科目名 | 取引明細.勘定科目 |
請求明細.セグメント1タグ ※3 | 取引明細.セグメント1タグ |
請求明細.セグメント2タグ ※3 | 取引明細.セグメント2タグ |
請求明細.セグメント3タグ ※3 | 取引明細.セグメント3タグ |
請求明細.メモタグ1、請求明細.メモタグ2、請求明細.メモタグ3、 請求明細.メモタグ4、請求明細.メモタグ5 ※4 |
取引明細.メモタグ |
納品明細.科目マスタマッピング.更新行科目マスタ.会計システム税区分コード | 更新明細.税区分 |
納品明細.金額 + 納品明細.会計システム税額 ※1 | 更新明細.金額 |
納品明細.会計システム税額 ※1 | 更新明細.消費税額 |
納品明細.備考 ※2 | 更新明細.備考 |
納品明細.品目サービスマスタ.会計システム品目ID | 更新明細.品目 |
納品明細.納品.部門マスタ.会計システム部門ID | 更新明細.部門 |
納品明細.科目マスタマッピング.更新行科目マスタ.科目名 | 更新明細.勘定科目 |
納品明細.計上日 | 更新明細.更新日 |
納品明細.セグメント1タグ ※3 | 更新明細.セグメント1タグ |
納品明細.セグメント2タグ ※3 | 更新明細.セグメント2タグ |
納品明細.セグメント3タグ ※3 | 更新明細.セグメント3タグ |
納品明細.メモタグ1、納品明細.メモタグ2、納品明細.メモタグ3、 納品明細.メモタグ4、納品明細.メモタグ5 ※4 |
更新明細.メモタグ |
補足情報
・取引明細/更新明細.勘定科目には、請求.請求明細.納品・請求明細リレーション.納品明細.科目マスタマッピングから辿った科目マスタ.科目マスタ名が対応します。
・請求明細.会計システム税額は、納品明細.会計システム税額の合計になります。
・納品明細/請求明細.会計システム税額はfreee会計へ連携する税額になります。
・取引明細/更新明細.品目・部門・メモタグ・セグメント1~3タグは、マスタ連携機能で連携済みのマスタレコードを使用した場合に値が引き継がれます。
・取引.取引先には、マスタ連携機能で連携済みの請求.取引先を使用した場合に値が引き継がれます。
・freee会計側の消費税額は、freee会計の事業所の詳細設定にある消費税経理処理方法を「税抜経理」にすると表示されます。
明細マージに関する補足情報
※1 合算された金額が連携されます
※2 備考項目がすべて同じ値であればその値が連携され、違う値があれば空白になります
※3 セグメント1~3タグ項目がすべて同じ値であればその値が連携され、違う値があれば連携されません
※4 メモタグ1~5項目に設定されたすべての値が連携されます
例.以下の3明細がマージ対象の場合
請求明細番号 | セグメント1タグ | セグメント2タグ | メモタグ1 |
BD-202503-0000000001 | セグメント1_1 | セグメント2_1 | メモタグ① |
BD-202503-0000000002 | セグメント1_1 | セグメント2_1 | メモタグ② |
BD-202503-0000000003 | セグメント1_1 | セグメント2_2 | メモタグ③ |
- セグメント1タグは全レコードで一致するため"セグメント1_1"が連携される
- セグメント2タグは3行目が一致しないため連携されない
- メモタグは"メモタグ①"・"メモタグ②"・"メモタグ③"が連携される
連携手順
レコード詳細画面から登録する場合は、対象の請求レコードを開き[freee取引登録]ボタンをクリックします。
レコード一覧画面から登録する場合は、対象の請求レコードを選択し[一括freee取引登録]ボタンをクリックすると選択した請求一覧が表示されるため、確認し[実行]ボタンをクリックします。
※複数レコード連携時にエラーがあった場合は、連携できなかったレコードのみロールバックされます。
freee会計に登録されるデータについて
freee会計に登録される取引明細の勘定科目は、納品明細の科目マスタマッピングに紐づく科目マスタによって決まります。
なお、納品明細の科目マスタマッピングには、見積明細から引き継いだ納品明細の「受注タイプ」と一致する「科目マスタマッピング名」を持つ科目マスタマッピングが紐づきます。
※従量課金登録時に作成された納品明細の受注タイプには、対象の品目・サービスマスタの受注タイプが引き継がれます。
例えば、事前に以下のように科目マスタマッピングを用意している場合、
納品明細の受注タイプが『売上高』であれば、納品明細には『売上高』の科目マスタマッピングが紐づき、freee会計へ登録された取引明細の勘定科目には『売上高』が設定されます。
データ例については、以下「納品明細.科目マスタマッピング.科目マスタ「売上高」(更新行科目マスタが空)の場合」をご参照ください。
納品明細の受注タイプが『前受金』であれば、納品明細には『前受金』の科目マスタマッピングが紐づき、freee会計へ登録された取引明細の勘定科目には『前受金』が設定されます。
また『前受金』として取引明細が登録された場合、振替予約登録が行われ、勘定科目が『売上高』となる更新明細が作成されます。
データ例については、以下「納品明細.科目マスタマッピング.科目マスタ「前受金」(更新行科目マスタ「売上高」)の場合」をご参照ください。
納品明細.科目マスタマッピング.科目マスタ「売上高」(更新行科目マスタが空)の場合
このパターンでは、取引と取引明細が登録され、更新明細は登録されません。
例えば、以下のような請求・納品データを連携した場合、
freee会計では以下のようなデータが登録されます。
■取引 / 取引明細
納品明細.科目マスタマッピング.科目マスタ「前受金」(更新行科目マスタ「売上高」)の場合
このパターンでは、取引と取引明細、更新明細が登録されます。
※科目マスタマッピング.更新行科目マスタが未設定の場合、更新明細は登録されません。
例えば、以下のような請求・納品データを連携した場合、
※納品明細.科目マスタマッピング.更新行科目マスタは「売上高」
freee会計では以下のようなデータが登録されます。
■取引 / 取引明細
■更新明細
エラーが発生するパターン
取引連携時、以下に当てはまる場合はエラーが発生します。
なお エラーが発生した場合、freee側にデータは作成されません。
- 事業所がマスタ連携されていない場合やマスタ連携されていない科目マスタが紐づく請求を連携するとエラーが発生します。(取引先、部門、品目・サービスはマスタ連携されていない場合も取引連携が可能です。)
・事業所がマスタ連携されていない場合のエラーメッセージ
・連携されていない科目マスタが紐づく請求を連携した場合のエラーメッセージ - 取引連携時に「科目マスタマッピングが空の納品明細」が存在する場合に以下エラーが発生します。※
原因としては納品明細.受注タイプが設定されていないことが考えられます。 - 取引明細や更新明細の金額が0円となるような請求明細や納品明細は連携できません。
この場合、会計システム連携履歴と請求の「会計システム連携ステータス」は『異常』となります。 - freee会計の事業所の詳細設定にある消費税経理処理方法が「税抜経理」かつ 科目マスタ「前受金」となる納品明細が紐づく請求を連携するとエラーが発生します。※
科目マスタ「前受金」となる納品明細が紐づく請求を連携する場合は、消費税経理処理方法を「税込経理」に設定してください。なお連携した消費税額を確認する場合は、消費税経理処理方法を「税抜経理」とする必要があります。
この場合、会計システム連携履歴と請求の「会計システム連携ステータス」は『異常』となります。 - 以下2つの条件を満たさない場合にエラーが発生します。
請求.請求書発行日 < 請求.支払期日
請求.請求書発行日 < 関連する納品明細.計上日 ※
この場合、会計システム連携履歴と請求の「会計システム連携ステータス」は『異常』となります。
※連携対象の請求.請求明細.納品・請求明細リレーションで紐づく納品明細のうち上記条件を満たさない納品明細が1つでも存在する場合、その請求データは連携されません。
赤伝の動作について
取引連携後に赤伝が発生した場合にfreee会計の更新予約は削除されません。
契約変更の場合(操作:新規契約→請求締め→契約変更(ライセンス洗替)→請求締め)
- 請求登録画面※では、請求登録画面を開いた納品と同じ受注に紐づく納品を検索しているため、洗替時に作成された新しい契約内容となる納品明細と別受注に紐づく赤伝納品明細をまとめて請求登録することができません。そのため、このような請求登録を行いたい場合は「請求締め(V2)」を使って請求登録をしてください。
※納品の関連リスト「請求」にある[新規]ボタンをクリックして開いた画面 - 契約変更で赤伝が発生した場合、マイナス請求明細を含んだ請求を1取引として扱います。
- マイナスの請求明細からもマイナスの金額として取引明細が登録されます。
- マイナスの納品明細からも更新明細が登録されます。
- freee会計ではマイナスは▲で表示されます。
例えば、以下のような請求・納品データを連携した場合、
※納品明細.科目マスタマッピング.更新行科目マスタは「売上高」
freee会計では以下のようなデータが登録されます。
■取引明細
■更新明細(マイナスの納品明細から作成されたデータ)
契約解約の場合(操作:新規契約→請求締め→契約解約→請求締め)
- マイナスの請求明細からもマイナスの金額として取引明細が登録されます。
- マイナスの納品明細からも更新明細が登録されます。
- freee会計ではマイナスは▲で表示されます。
例えば、以下のような請求・納品データを連携した場合、
※上記は2月分まで請求済みの契約を1月末で解約したパターンとなります。
納品明細.科目マスタマッピング.更新行科目マスタは「売上高」
freee会計では以下のようなデータが登録されます。
■取引明細(マイナスの納品明細から作成されたデータ)
■更新明細(マイナスの納品明細から作成されたデータ)
税額を補正する動作について
税額計算方法が「明細の金額×税率」の場合
「請求明細.税額」と「納品明細.税額の合計」に差異が発生する場合があります。
そのため、この差異が発生する場合は、「請求明細.税額」を正として計算した差額を納品明細.税額に含め、納品明細.会計システム税額として登録します。
この差額は設定マスタ.差額設定先※を参照して、先頭月もしくは末尾月の納品明細に設定されます。
※「設定マスタ.差額設定先」はレコードタイプ『自社会計情報』のページレイアウトに表示し、設定してください。
税額計算方法が「合計金額×税率」の場合
「請求(納品)明細.金額の合計に税率をかけて算出した税額」と「請求(納品)明細.税額の合計」に差異が発生する場合があります。
そのため、この差異が発生する場合は、「請求(納品)明細.金額の合計に税率をかけて算出した税額」を正として計算した差額を請求(納品)明細.税額に含め、請求(納品)明細.会計システム税額として登録します。
この差額は設定マスタ.差額設定先※を参照して、先頭月もしくは末尾月の請求(納品)明細に設定されます。
※「設定マスタ.差額設定先」はレコードタイプ『自社会計情報』のページレイアウトに表示し、設定してください。
注意事項
-
freee連携済みの納品明細から作成された赤伝納品明細の「会計システム税額」にコピー元の値が転記される動作となります。(赤伝納品明細の連携を行うと正しい値に書き変わります。)
カスタム設定「Items not to be posted for Cancel Odd」に『soascex1__fs_AccountingTax__c(会計システム税額)』を追加いただくことで、転記対象外とすることが可能です。
-
会計システム連携履歴オブジェクトのレコード詳細画面に表示されている[会計システム連携再実行]ボタンをクリックすると「カスタム設定「会計システムへ連携する」がOFFになっています。」というエラーが発生します。
こちらは本freee連携では利用しない機能となりますため、ページレイアウトから外していただきますようお願いいたします。
→v3.11から[会計システム連携再実行]ボタンはデフォルトで非表示となっております。
その他関連記事
【v3.12以降】拡張パッケージfreee連携「入金の消込結果確認バッチ」について