目次
概要
ソアスクとfreee会計を連携するための拡張パッケージ「soascex1」で、freee会計で行った入金消込処理の情報をソアスクの請求データに反映できます。ここではそのための設定方法を紹介します。
freee連携のセットアップ手順やマスタ連携などについては以下記事をご参照ください。
「入金の消込結果確認バッチ」を実行すると、freee側で決済が完了した取引データに対応する(※)請求レコードが更新され
- 「入金済」項目にチェックが
- 「入金額」項目に freee取引の「金額」の値が
- 「入金日」項目に freee決済の「日付」の値が
入ります。
※freeeの取引データのIDが「会計システム取引Id」(soascex1__fs_AccountingDealId__c)項目にセットされている請求レコードが対応します。
なお、本拡張パッケージをご利用いただく場合は、パッケージ「soarize」 のv3.12以降をインストールしている必要がございます。
ご希望の場合は弊社サポートまでお問い合わせください。
事前準備
請求のページレイアウトに「入金日」項目を追加
入金日(soascex1__fs_DealsPaymentDate__c)項目は、拡張パッケージ「soascex1」のインストールにより新たに請求オブジェクトに追加される項目です。
インストール直後は請求レコードのページレイアウトに含まれていないため、追加する必要があります。
ページレイアウト設定で「Payment Date」を追加して、設定を保存します。
Salesforceの「カスタム設定」の変更
「ソアスク設定」画面の「ソアスク x Freee連携設定」セクションに表示される「取得日数」項目で、何日分まで支払期日を遡って取引データの消込結果を請求レコードに反映するかを設定します。(デフォルト値は40)
ここで指定した数をNとしたとき、freeeの取引データの「期日」が、消込結果確認バッチ実行日から数えてN日前までであるとき、その取引データの入金状況をソアスクの請求レコードに反映します。
※一度に取得できる取引の上限は100件です。
設定 > カスタム設定 から変更することも可能です。
↓
freeeの取引データの整備
以下の条件を満たすfreee取引データについてのみ、ソアスクの請求レコードに入金状況を反映します。
- 「決済状況」が「決済済み」である
- 「期日」が入金の消込結果確認バッチ実行日から数えてN日(カスタム設定で指定)前までの日付である
取引
決済
注意
freee側で決済完了した後、ソアスク側で消込結果確認バッチを実行し(請求が入金済みに変更)、その後更にfreee側で未決済状態に戻す場合は、拡張パッケージ「soascex1」の入金の消込結果確認バッチによる値の自動反映ができません。
その場合は、ソアスク請求レコードの
- 「入金済」項目をチェックなしに
- 「入金額」項目を空に
- 「入金日」項目を空に
手動で更新する必要があります。
使い方
バッチを即時実行したい場合
開発者コンソールで、以下の匿名Apexを実行します。
soascex1.FreeeDealsReflectioned queueableJob = new soascex1.FreeeDealsReflectioned();
String jobId = System.enqueueJob(queueableJob);
実行する手順
右上の歯車アイコン → 開発者コンソール をクリックします。
開発者コンソールが開いたら、画面上部の Debug → Open Execute Anonymous Window をクリックします。
エディタに上記のApexコードを貼り付けて、右下の Execute をクリックしたら完了です。
バッチを定期的に実行したい場合
Apexクラス「FreeeDealsReflectionedScheduler」をスケジュールします。
スケジュールする手順
設定 > Apex クラス に移動して「Apexをスケジュール」をクリックします。
ジョブ名に任意の名前を、Apexクラスに「FreeeDealsReflectionedScheduler」を指定します。
バッチを実行するスケジュールを指定して、保存します。
スケジュールされたジョブは 設定 > スケジュール済みジョブ から確認可能です。
スケジュール実行を止めたい場合は「削除」をクリックします。
実行した様子
対応する取引データの決済状況が請求レコードの「入金済」「入金日」「入金額」項目に反映されます。