v3.1からサブスクリプション分析機能追加に伴い契約の作成や解約の方法などが変わりました。
ここでは、新規で契約を作成する際の手順について新しく追加された項目と一緒にご紹介します。
その他の手順につきましては、以下FAQをご参照ください。
v3.1から追加された契約の洗い替え方法
v3.1以降のライセンス追加方法
v3.1から追加されたライセンス解約機能の使用方法
目次
追加された項目
商談/販売
項目名 | API参照名 | 説明 |
想定月額 | appsfs__fs_AssumedMonthlyCharge__c |
手入力で設定できます。 |
契約管理 | appsfs__fs_ContractManagement__c |
契約管理を設定します。 |
現在月額 | appsfs__fs_CurrentMonthlyCharge__c |
商談に契約管理を設定し保存されたタイミングで |
初期費用 | appsfs__fs_InitialCost__c |
手入力で設定できます。 |
獲得/解約月額 | appsfs__fs_MonthlyDifference__c | 想定月額-現在月額の値が自動で設定されます。 |
部門 | appsfs__fs_Sector__c | 部門(マスタ)を設定します。 |
主担当者 | appsfs__fs_MainOwner__c | 要員(マスタ)を設定します。 |
契約期間 開始日 | appsfs__fs_ContractStartDate__c | 契約期間の開始日を設定します。 見積条件の契約期間 開始予定日に引き継がれます。 |
契約期間 終了日 | appsfs__fs_ContractEndDate__c | 契約期間の終了日を設定します。 見積条件の契約期間 終了予定日に引き継がれます。 |
見積条件
項目名 | API参照名 | 説明 |
適用開始日 | appsfs__fs_ApplyStartDate__c | 契約が適用される日付を設定します。 見積種別が「新規契約」の場合は、 契約期間 開始予定日と同じ日付が設定されます。 |
見積種別 | appsfs__fs_QuoteType__c | 商談(販売)の契約区分が引き継がれます。 |
作成手順
ここでは商談から受注確定までの流れを説明します。
販売をお使いの場合は販売に置き換えてご参照ください。
1.事前準備
新規契約の作成前に以下をご確認ください。
- 商談をお使いの場合は、設定マスタ.商談連携(レコードタイプ:Settings)をONにしてください。
- バージョンアップした場合は、上記の新しく追加された項目をページレイアウトに表示してください。
2.商談の作成
「契約区分」に『新規契約』を選択します。
商談の「契約期間 開始日」「契約期間 終了日」を入力します。
今回、商談作成時点での想定月額・現在月額・初期費用は以下の通り設定しておきます。
獲得/解約月額は商談保存後に値が入ります。
これらの項目はサブスクリプション分析で使用されます。
3.見積条件/見積の作成
まず見積条件を作成します。
- 契約期間と見積種別は商談から引き継がれた値が設定されます。
- 適用開始日は契約期間 開始予定日と同じ日付が設定されます。
次に見積タブに移動し、見積と明細情報を設定します。
- 商談に「主担当者」「部門」を設定していた場合、見積の「主担当者」「部門」に値が引き継がれます。
明細は以下のように設定しました。
上記内容で保存した後に商談を確認すると、「想定月額」と「初期費用」が見積で登録した金額に上書きされていることが分かります。
4.受注確定
3で作成した見積を受注確定します。
商談を確認すると、確定した契約から生まれた金額が「現在月額」に設定されます。
また、現在月額が設定されたことにより、獲得/解約月額も変わったことが分かります。