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権限マスターの設定方法

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OPRO Support staff
  • 2026年05月20日 06:41
  • 更新

<本記事の目次>

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権限マスターとは
設定を始める前に
 ◆権限種別とは
 ◆権限セットとは
 権限マスターの設定項目
設定例
 前提条件
 権限マスター名の推奨命名ルール
 ① 標準(通常の入力欄)の設定
 ② 参照のみ(プリセットされた変更不要の欄)の設定
 ③ システム項目(申請者に見せない管理用の欄)の設定
 設定まとめ
設定した権限マスターを反映させるには
〈参考〉

****************************************************************************************************

権限マスターとは

権限マスターとは、申請ステータスに応じて、フォーム上の各入力欄を誰が見られるか(参照権限)・誰が編集できるか(編集権限) を制御するためのマスター設定です。

設定の基本単位は 「権限種別 × 権限セット」の組合せ です。「この種別の入力欄は、申請者には編集させるが、運用者には参照しかさせない」というように、役割ごと・項目種別ごとにきめ細かく制御できます。

本記事では、「未入力 → 入力中 → 入力完了 → 審査中 → 差戻 → 審査完了」の6ステータスを想定した設定例をご紹介します。


設定を始める前に

権限マスターを設定するには、まず 「権限種別」 と 「権限セット」 の意味を理解しておく必要があります。

◆権限種別とは

フォーム上の入力欄を「どのような扱いをするか」でグループ分けしたものです。
デフォルトでは、標準、参照のみ、システム項目の3種類があります。

権限種別 概要 対象の例や用途
標準 通常の入力欄 氏名、住所など申請者が入力する欄に利用
参照のみ 変更不可の入力欄 ユーザー情報やタイムスタンプなどプリセット等で自動入力され、申請者は変更しない欄に利用
システム項目 変更・参照不可の入力欄 帳票名、自動採番、個人情報など、申請者は参照しない内部管理目的で利用

権限種別.png

💡
補足:権限種別の追加

権限種別は自由に追加できます。追加したい場合は 設定 > 選択リスト値セット > 「Permission Types」 に値を追加してください。追加した種別は、フォームテンプレート作成画面の「権限種別」から選択できるようになります。

関連記事:申請確認者(運用ユーザー)が申請内容を確認時に入力できる欄がほしい

◆権限セットとは

カミレスに用意されている、ユーザーの役割別の権限セットです。利用者の属性に応じてSalesforce側で割り当てて使います。

権限セット名 対象ユーザー
docutize_Form_Admin 管理者
docutize_Form_User(01 〜 05) 運用者
docutize_Form_Designer 設計者
docutize_Form_Applicant 申請者
docutize_Form_Community(01 〜 10) コミュニティユーザー
docutize_Form_Guest ゲストユーザー
💡
補足:docutize_Form_User と docutize_Form_Communityを複数利用する場合

docutize_Form_User と docutize_Form_Community は複数用意されています。運用者/コミュニティユーザーの役割が複数あるなどで使い分けたいときに利用します。
標準では「01」しか選択できないため、「02」以降を使用する場合は 設定 > オブジェクトおよび項目 > 選択リスト値セット > 「Permission Sets」 から該当の値を有効化してください。

💡
補足:システム管理者プロファイルを持つユーザー

システム管理者プロファイルを持つユーザーは、権限マスターの設定に関わらず、すべての権限が適用されます。システム管理者の表示を制御したい場合は、下記の記事を参照してください。
関連記事: ボタン表示マスター>「■システム管理者の表示制御」


権限マスターの設定項目

項目名 説明
権限マスター名 このレコードを管理するための名称
権限種別 対象とする入力欄の種別(標準 / 参照のみ / システム項目 など)
権限セット 対象とするユーザーの役割(申請者 / 運用者 など)
ステータス01 参照 申請ステータスが01(例:未入力)のとき参照できるか
ステータス01 編集 申請ステータスが01(例:未入力)のとき編集できるか
~ (ステータス01~20 参照 / ステータス01~20 編集まで同様)
ステータス20 参照 申請ステータスが20のとき参照できるか
ステータス20 編集 申請ステータスが20のとき編集できるか
💡
補足:ステータス11~20 参照/編集

ステータス11~20 参照/編集は、デフォルトでは非表示となっております。使用する場合は、オブジェクトマネージャー>権限マスター>ページレイアウトにて表示させてください。

権限マスターの各項目.png

 


設定例:3権限種別 × 2権限セット の場合

前提条件

ここでは、設定例として、
・権限種別は、「標準」「参照のみ」「システム項目」の3種類、
・権限セットは、「申請者(docutize_Form_Applicant)」「運用者(docutize_Form_User)」の2種類
が必要なものとして設定します。
この場合、権限マスターに作成するレコード数は、3権限種別 × 2権限セットで、6レコードです。

また、ステータスは以下の6種類を利用するものとします。

申請ステータス 意味
ステータス01(未入力) 申請者がフォームを開いたが、まだ保存していない状態
ステータス02(入力中) 一時保存済みで、まだ申請していない状態
ステータス03(申請済み) 申請確定後。申請者・運用者ともに内容を変更させたくない状態
ステータス04(審査中) 運用者が審査を開始した状態
ステータス05(差戻) 運用者が差し戻し、申請者が修正して再申請する状態
ステータス06(審査完了) 審査が完了した最終状態

 

権限マスター名の推奨命名ルール

権限マスターは 権限種別 × 権限セットの数だけ レコード作成が必要です。重複や作成漏れを防ぐため、先頭に連番をつけた命名を推奨します。

例:[連番]_[権限セット対象名]_[権限種別]
  01_申請者_標準
  02_運用者_標準
  03_申請者_参照のみ
  04_運用者_参照のみ
  05_申請者_システム項目
  06_運用者_システム項目

権限マスターレコードの作成

実際に権限マスターにレコードを作成します。
本記事では、各ステータスの参照/編集可否の項目は、下記のように設定します。

① 「標準」の設定

申請者は、ステータスが「未入力」「入力中」のとき編集可能。「申請済み」では参照のみ。
運用者は、どのステータスでも常に参照のみ。

01_申請者_標準(権限セット:docutize_Form_Applicant)

  S01 未入力 参照 S01 未入力 編集 S02 入力中 参照 S02 入力中 編集 S03 入力完了 参照 S03 入力完了 編集 S04 審査中 参照 S04 審査中 編集 S05 差戻 参照 S05 差戻 編集 S06 審査完了 参照 S06 審査完了 編集
チェック ✅ ✅ ✅ ✅ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ✅ ✅ ☐

02_運用者_標準(権限セット:docutize_Form_User01)

  S01 未入力 参照 S01 未入力 編集 S02 入力中 参照 S02 入力中 編集 S03 入力完了 参照 S03 入力完了 編集 S04 審査中 参照 S04 審査中 編集 S05 差戻 参照 S05 差戻 編集 S06 審査完了 参照 S06 審査完了 編集
チェック ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐

② 「参照のみ」の設定

申請者・運用者ともに、全ステータスで参照のみ。

03_申請者_参照のみ(権限セット:docutize_Form_Applicant)

  S01 未入力 参照 S01 未入力 編集 S02 入力中 参照 S02 入力中 編集 S03 入力完了 参照 S03 入力完了 編集 S04 審査中 参照 S04 審査中 編集 S05 差戻 参照 S05 差戻 編集 S06 審査完了 参照 S06 審査完了 編集
チェック ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐

04_運用者_参照のみ(権限セット:docutize_Form_User01)

  S01 未入力 参照 S01 未入力 編集 S02 入力中 参照 S02 入力中 編集 S03 入力完了 参照 S03 入力完了 編集 S04 審査中 参照 S04 審査中 編集 S05 差戻 参照 S05 差戻 編集 S06 審査完了 参照 S06 審査完了 編集
チェック ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐

③ 「システム項目」の設定

申請者は、全ステータスで編集も参照も不可。
運用者は、参照のみ可。

05_申請者_システム項目(権限セット:docutize_Form_Applicant)


S01 未入力 参照
S01 未入力 編集 S02 入力中 参照 S02 入力中 編集 S03 入力完了 参照 S03 入力完了 編集 S04 審査中 参照 S04 審査中 編集 S05 差戻 参照 S05 差戻 編集 S06 審査完了 参照 S06 審査完了 編集
チェック ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐

06_運用者_システム項目(権限セット:docutize_Form_User01)


S01 未入力 参照
S01 未入力 編集 S02 入力中 参照 S02 入力中 編集 S03 入力完了 参照 S03 入力完了 編集 S04 審査中 参照 S04 審査中 編集 S05 差戻 参照 S05 差戻 編集 S06 審査完了 参照 S06 審査完了 編集
チェック ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅

 

設定まとめ

上記6レコードの設定内容を一覧にまとめると以下のようになります。

権限マスター名 権限種別 権限セット S01参照 S01編集 S02参照 S02編集 S03参照 S03編集 S04参照 S04編集 S05参照 S05編集 S06参照 S06編集
01_申請者_標準 標準 docutize_Form_Applicant ✅ ✅ ✅ ✅ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ✅ ✅ ☐
02_運用者_標準 標準 docutize_Form_User01 ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐
03_申請者_参照のみ 参照のみ docutize_Form_Applicant ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐
04_運用者_参照のみ 参照のみ docutize_Form_User01 ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐
05_申請者_システム項目 システム項目 docutize_Form_Applicant ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐ ☐
06_運用者_システム項目 システム項目 docutize_Form_User01 ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐ ✅ ☐

権限マスターの設定は以上で完了です。


設定した権限マスターを反映させるには

作成した権限マスターは、フォームテンプレートのセクション/対象項目にある「権限種別」を設定する ことで反映されます。セクション/項目ごとに指定してください。

権限種別.png

〈参考〉

権限マスター
申請確認者(運用ユーザー)が申請内容を確認時に入力できる欄がほしい

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