Salesforce社は、2025年12月31日以降、同報マルチ配信で使用している「ワークフロールール」という機能のサポートを終了することを発表しています。
2025年12月31日以降、「ワークフロー」が動かなくなるわけではございませんが、Salesoforce社のサポートが受けられなくなり、バグ等があっても修正はされないと思われます。そのため、「フロー」への移行を推奨しております。
なお、移行作業を実施している間は同報マルチ配信の送信を実施できませんので、運用を実行していないタイミングでの移行作業をお願いいたします。
フロー移行後に万一動作しない場合は、フロー「配信リクエストFlow」を無効化して、ワークフロールール「配信リクエスト」を有効化することで元の状態に戻ります。
<本記事の流れ>
全体の流れは、次の通りです。
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1.権限セット「同報マルチ配信 管理者」に、ログインユーザが設定されていることを確認します。
1-1.「設定」>「権限セット」>「同報マルチ配信 管理者」をクリックします。
1-2.「割り当ての管理」をクリックします。
1-3.ログインユーザが登録されている事を確認します。
以降の作業は、「同報マルチ配信 管理者」権限セットを割り当てられているユーザで行ってください。
2.フロー作成前の準備
2-1.Lightning Experienceに切り替え、「設定」>「ワークフローアクション」>「アウトバウンドメッセージ」を選択し、「配信リクエスト」をクリックします。
2-2.「コピー」します。
2-3.「配信リクエスト_flow」と名前を付けて保存します。
後々使用いたしますので、必ずコピーを作成してください。
2-4.「設定」>ワークフロールールを検索し、「配信リクエスト」を無効化します。
3.フローの作成
ワークフロールール「配信リクエスト」の代替となるフローを作成します。
3-1.「設定」>「フロー」>「新規フロー」をクリックします。
3-2.「トリガー済み」を選択します。
3-3.「レコードトリガーフロー」を選択します。
3-4.「開始を設定」で、オブジェクトを選択します。
「031」で検索し、「配信履歴」を選択してください。
3-5.「開始を設定」について、以下のように設定します。
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Point
「配信開始フラグ」(v1.21.0の場合の名称)を選ぶ場合は、「sendflg」と打ち込む事で検索可能です。
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3-6.「+」をクリックします。
3-7.「アクション」を選択します。
3-8.「アウトバウンドメッセージ」をクリックします。
3-9.「配信リクエスト_flow」を選択します。
(手順2-3で作成したコピーを選択してください。)
3-10.アクションの表示ラベルとAPI参照名を入力します。
表示ラベルは「配信リクエスト」、API参照名は「SendRequest」です。
3-11.「保存」を押してフローを保存します。
フローの表示ラベルと、フローのAPI参照名を入力してください。
フローの表示ラベルは「配信リクエストFlow」、フローのAPI参照名は「SendRequestFlow」です。
3-12.有効化します。
3-13.Salesforce Classicに切り替えて、配信を試します。
正常にメールやFAXが送信されたら成功です。お疲れ様でした。