【帳票DX for Salesforce】制限事項についてご説明します。
※本記事に記載されている制限は、「docutizeXA v1.102.0」についての制限事項となります。
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・処理の流れと制限事項について
・生成ドキュメントのサイズの上限について
・サポートするブラウザについて
・設定名に使用できない文字について
・選択可能なオブジェクト
・画像の出力について
・出力ファイル名について
・リストビュー出力での同時処理可能な件数の上限
・D3Workerのワーク表示件数の上限
・活動履歴の登録機能を利用する際の制限
・APIコール数について
・Officeテンプレートのサイズ上限について
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処理の流れと制限事項について
生成ドキュメントのサイズの上限について
Saleslforce の REST API で獲得可能な上限までです。
※処理対象とするファイルのサイズが 6,000,000byte(約5.7MB) を超過する場合に Saleslforce の REST API を利用します。
その場合、1ファイルにつき1回のAPIコールが発生します。Salesforceのガバナ制限にご注意ください。
※ご契約いただいているライセンス毎に出力制限がございます。その制限を超えて出力することはできません。
サポートするブラウザについて
「設定」レコードを作成する場合、Chrome/Firefox/Edge
※Safariの場合、項目編集画面の式編集画面が適切に動作しません。
ドキュメント生成のみの場合、Chrome/Firefox/Edge/Safari
設定名に使用できない文字について
以下の文字は、設定名に使用することができません。
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\ / < > # : * ? " | , ; + % & ' [ ]
制御文字
先頭や末尾の空白文字
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また、設定名を命名する際に、自動的に以下の調整を行います
※「docutizeXA v1.02.0」以降
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-
空白文字(全角スペース含む)とゼロ幅スペースを、半角スペース(U+0020)に置換
-
文字列の両端の空白文字を除去
-
\ / < > # : * ? " | , ; + % & ' [ ] を全角文字に置換する。
-
制御文字(U+0000~U+001F、U+007F~U+009F の範囲の文字)を除去
-
NFCでUnicode正規化
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選択可能なオブジェクト
※「docutizeXA v1.02.0」以降
主オブジェクト
- APIバージョン61.0でアクセスできる範囲
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注意
ボタンを生成できないオブジェクトを主オブジェクトに選択した場合は以下のメッセージが出力されます。
「出力定義作成」から帳票DXアクションを利用する等して代替する必要があります。
【帳票DX for Salesforce】帳票DXアクションの設定方法
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※「docutizeXA v1.02.0」以前
主オブジェクト
- Account
- Asset
- Campaign
- Case
- Contact
- Contract
- Idea
- Lead
- Opportunity
- Order
- Product2
- Solution
- User
- WorkOrder (docutizeXA 1.10.0以降)
- カスタムオブジェクト
※ただし、以下の条件全てを満たすもの
・オブジェクトがカスタム設定ではない
・現在のユーザがこのオブジェクトを参照可能
・現在のユーザがオブジェクトをクエリ可能
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注意
Todoは、主オブジェクトとしては指定できません。
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明細オブジェクト
主オブジェクトと主従関係/参照関係が設定されたオブジェクトのうち、以下の条件全てを満たすものが表示対象。
- オブジェクトがカスタム設定ではない
- 現在のユーザがこのオブジェクトを参照可能
- 現在のユーザがオブジェクトをクエリ可能
- 現在のユーザがオブジェクトを検索可能 あるいは、カスタムオブジェクト
- Salesforceが将来の使用のために予約しているオブジェクトではない
画像の出力について
画像をSalesforce内から獲得する際に許容するサイズの上限は 100MB です。
※処理対象とするファイルのサイズが 6,000,000byte(約5.7MB) を超過する場合に Saleslforce の REST API を利用します。
その場合、1ファイルにつき1回のAPIコールが発生します。Salesforceのガバナ制限にご注意ください。
画像を保存する場所として対応しているオブジェクトは以下です。
・Attachmentオブジェクト(メモ&添付ファイル)
・ContentDocumentオブジェクト(Salesforce Files:Salesforceの画面上での「ファイル」)
出力可能な画像の種別は、Bitmap/gif/jpeg/pngです。
※jpeg画像の拡張子は「jpg」である必要があります。
出力ファイル名について
ファイル名を動的に指定する場合の字数制限は以下です。
- docutizeXA v1.68.0 より前のバージョンの場合、拡張子部分を含めずに、最大字数は 75 です。
- docutizeXA v1.68.0 以降のバージョンの場合、拡張子部分を含めずに、UTF-8 換算で 250byte以内に切り詰められます。
リストビュー出力での同時処理可能な件数の上限
Salesforceの標準画面の場合、リストビュー画面の制限でレコード選択を行える件数が200件までとなります。
D3Workerのワーク表示件数の上限
D3Worker連携の場合、項目選択画面にてD3Workerのワーク選択欄が表示されます。
ワークの件数が1000件を超過する場合、D3Workerがレスポンスする並びで、上位1000件だけが画面上に表示されます。
また、1000件を超過する場合、警告のトーストが表示されます。
活動履歴の登録機能を利用する際の制限
「活動」オブジェクトに対して、入力必須のカスタム項目を追加している場合、活動履歴を登録する事はできません。
活動履歴の登録は以下の設定によって無効にする事が出来ます。
・出力確認や、リンクボタンを利用する場合:カスタム設定の「活動履歴ON」の欄のチェックを解除する。
・アクションボタンを利用する場合:ボタンを生成する際に「その他」の欄で「活動履歴作成」のチェックを外す。
APIコール数について
リンクボタンでXA(PDF)でダウンロードの場合のAPIコール数:7
アクションボタンで、v1.53.0以前でXA(PDF)でダウンロードの場合のAPIコール数:6
アクションボタンで、v1.54.0以降でXA(PDF)でダウンロードの場合のAPIコール数:5
※リストビューから複数ドキュメントを出力する場合は、zip圧縮してアップロードする処理が発生するため、コール数+1となります。
※以下の場合、コール数+1となります。
・生成ドキュメントが 6,000,000byte(約5.7MB) を超過する場合
・引用する画像ファイルが 6,000,000byte(約5.7MB) を超過する場合
Officeテンプレートのサイズ上限について
テンプレートのファイルサイズは 10MB を上限としています。