本ページでは、実際に初めから帳票を作成する手順を案内します。
目次
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1.インストール
Connector for SuccessFactors管理者マニュアル の「管理者向け:その他機能と使い方」以降の手順で、BTPへConnector for SuccessFactorsのインストールを実施してください。
2.テンプレート作成
帳票のレイアウト(テンプレート)を作成します。
以下のURLからXAデザイナにログインします。
本記事では、以下のサンプルを使用してPDF帳票を作成します。リンクをクリックしてダウンロードしてください。
https://spc.opro.net/hc/ja/article_attachments/45183881178521
ダウンロードした「rirekisho.pdf」を以下の手順でアップロードしてください。
①[新規追加]>[ファイルインポート]をクリックします。
②[PDF]タブの「ここにファイルをドロップ」欄に「rirekisho.pdf」を添付します。
③添付されたら[実行]ボタンをクリックします。
④アップロードした「rirekisho.pdf - 日付」のテンプレートをクリックして、右側メニューの「レイアウト」ボタンをクリックします。
⑤テンプレートが開きます。「データセット」タブを開き、「+」をクリックします。
⑥「データセット設定」画面が開きます。「+」ボタンから枠を追加して、SAPから値を表示したいフィールド名を入力します。
例として「姓」「名」「電話番号」「現住所」を設定します。
⑦式を作成します。
姓と名を連結して出力するため、&で連結します。
式の入力が完了したら青いチェックマークをクリックして式を保存します。
完了したら画面右下の「適用して閉じる」をクリックします。
⑧「Dataset1」のツリーを開きます。
「Σ氏名」「電話番号」「現住所」をドラッグアンドドロップでレイアウト上に設置して、サイズを調整します。
⑨設定が完了したら、画面上部の保存アイコンをクリックしてレイアウトを保存します。
※[Ctrl] + Sキー もしくは[command] + Sキーでの保存も可能です。
※白紙のテンプレートからPDF帳票を作成する場合、以下の記事を参考にXAデザイナでご作成ください。
※Office帳票の場合、雛形となるファイルを開き、Word/Excel/PowerPointにアドイン「Document Designer for Office」を追加して作成します。以下の手順をご参照ください。
3.帳票定義作成
SAPにインストールした「Connector for SuccessFactors」から設定します。
ホームに表示された「帳票DX for SAP」を開きます。
①帳票定義設定
帳票DX for Salseforce 管理者用セクションの「帳票定義」をクリックします。
XAデザイナーで作成したテンプレート情報を入力します。
| 帳票名 | SAP側で管理するための任意の帳票名を入力します。 |
| 帳票テンプレート名 | XAデザイナーで設定したテンプレート名を入力します。 |
| 出力フォーマット | XAデザイナーから作成したテンプレートの形式と一致するものを選択します。 |
| 出力方式 | 「ダウンロード」の場合、実行ボタンをクリックすると帳票をダウンロードする動作になります。「D3Worker」の場合、あらかじめ作成したD3Workerのワークを使用して配信する動作になります。 |
| ワーク |
出力方式が「D3Worker」の場合はワーク名を入力します。 「アップロード文書化」サービスを文書化サービスとして使用しているワークを指定します。 |
入力後、画面右下の「保存」をクリックします。
「正常終了」のモーダルが表示されたら「OK」をクリックして、画面左上の「SAP」アイコンから元の画面に戻ってください。
②エンティティ設定(データ項目設定)
帳票DX for Salseforce 管理者用セクションの「エンティティ定義」をクリックします。
よく利用されるエンティティは、インストール時にデフォルトで設定済みとなっています。
未登録のエンティティやカスタムエンティティを帳票に使用したい場合、追加してください。
設定済みのエンティティのみ利用する場合は設定不要です。
| エンティティ名 | SAPのエンティティ名を入力します。 |
| エンティティ説明 | 任意の説明文を入力してください。 |
| 紐づけカラム | 入力しているエンティティの、userIdの値が格納されている項目を入力してください。 |
入力したら右下の「保存」をクリックしてください。
「正常終了」のモーダルが表示されたら「OK」をクリックして、画面左上の「SAP」アイコンから元の画面に戻ってください。
③出力設定
帳票DX for Salseforce 管理者用セクションの「出力定義」をクリックします。
選択リストから、①帳票定義設定 で作成した定義名を選択します。
テンプレートのヘッダ部に使用したいエンティティと項目を登録します。
この時、テンプレート側のデータセットのフィールドの順と、SAPの出力定義画面のフィールドの順を一致させます。
エンティティを選択し、カラムを選択します。「+」をクリックして、カラムの選択枠を追加します。
このテンプレートは、データセットが1つのみです。
このため、Dataset2の「-」ボタンをクリックして、Dataset2の枠は削除してください。
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Dataset2を使用するパターンや、「一覧型」帳票を作成するパターンの例については以下の記事をご参照ください。
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削除後、最下部までスクロールして「保存」をクリックしてください。
「正常終了」のモーダルが表示されたら「OK」をクリックして、画面左上の「SAP」アイコンから元の画面に戻ってください。
以上で帳票作成は完了です。
4.出力
帳票DX for Salseforce 一般ユーザー用セクションの「帳票作成」ボタンをクリックします。
帳票に利用したいデータにチェックを入れて、「作成帳票名」選択リストから帳票名を選択して、「帳票出力」をクリックすると帳票が生成されてダウンロードされます。
複数のユーザーにチェックを入れて一括出力することも可能です。
一括出力の場合は、複数のPDFを生成してzip化したものがダウンロードされます。
基準日を設定して出力した場合、その基準日時点のデータが帳票に反映されます。
帳票の設定~出力までの手順は以上となります。