管理者向け機能:機能説明と使い方
帳票出力管理機能
帳票の出力は、BTP上のConnectorアプリにログインし、帳票テンプレートや、出力対象従業員を選択して出力ボタンを押すことで実行されます。
帳票出力のための各種設定や出力ログを確認するためには、こちらの管理者向け機能を使います。
ログイン
お使いのSuccessFactorsのホーム画面から、帳票DXのメニューをクリックします。
クリックすると、BTPで動作するConnectorアプリが起動します。
注)この一覧で表示されるメニューは、SuccessFactorsのロール設定と同じ権限で表示されます。
BTPで動作する帳票DXのConnectorアプリの画面が開きます。
帳票出力設定を行うメニューのタイルをクリックします。
注)の一覧で表示されるメニューは、IASで設定した帳票管理ユーザグループに所属するユーザに表示されます。
接続設定
Connector for SuccessFactorsと、帳票DXエンジンを接続するための設定です。
オプロもしくは代理店から発行されるCID、UID、UPW、(必要に応じてD3Worker URL)をセットして保存してください。
帳票テンプレート設定
XAデザイナーもしくは、オプロが開発した帳票テンプレートを追加したり、テンプレート定義の設定変更ができます。追加したテンプレートは、XAデザイナーで編集できます。
エンティティ設定(データ項目設定)
エンティティとはSuccessFactorsのデータ項目です。
帳票DXで帳票出力する場合に、あらかじめ定義した帳票テンプレートと、エンティティのデータを組合せて帳票を生成します。
エンティティ設定は、XAデザイナーで、テンプレートとデータ項目をマッピングする際に使われる設定です。
帳票出力設定
帳票テンプレートの設定を確認する画面です。
帳票テンプレートを選択すると、そのテンプレートがどのエンティティのデータを使って帳票を出力するのか、利用するデータセットとの紐づけも表示されます。
選択したテンプレートの各種設定状況が表示されます。
帳票出力ログ
操作履歴画面で帳票に対して行ったログを確認することができます。
環境設定を行ったログ、帳票出力を行ったログなどでフィルタして表示することができます。
処理の成功と失敗でフィルタをかけることも可能です。
ログはCSVファイル形式でエクスポートが可能です。
Connector for SuccessFactors上ではログは6ヶ月保管されます。
管理者向け:その他機能と使い方
サブアカウントを用いた初期設定
BTPにConnector for SuccessFactorsをインストールするために、BTPのサブアカウントを設定する必要があります。
Connector for SAPのインストールを行うにあたっては、BTPのサブアカウントが必要です。
サブアカウントは、お客様にて、BTPグローバルアカウントを用いて作成いただきます。
払い出して頂いたサブアカウントを用いたConnector for SuccessFactorsのインストールや初期設定はオプロのコンサルティングチームが行います。
サブアカウントでは操作が行えない設定(お客様のBTPグローバルアカウントを用いたサブアカウントの払い出しや、IASによるSSO設定、SuccessFactorsのRole設定など)は、お客様にて実施頂きます。
※SAP Cloud Identity Services (IAS)は、SAP Business Technology Platform (SAP BTP) のサービスのグループです。
初期設定に向けた前提知識
名称(サービス名) | 内容 |
SAP SuccessFactors | 人事・給与計算、タレントマネジメント、人事アナリティクス、要員計画、従業員エクスペリエンス管理など、広範囲にわたる人事機能を提供しているフルクラウド型統合人事ソリューション。 |
SAP Business Technology Platform | クラウドベースの統合型プラットフォームで、企業がビジネスアプリケーションの開発、拡張、統合を行うための基盤。 |
初期セットアップ手順
IASとBTP信頼関係設定
シャドーユーザのロール付与
SFsのOAuth認証設定
改訂履歴
2025年3月21日:初版