[toc]
概要
このページでは、ViewFramerを利用して複数のkintoneアプリからデータを抽出し、帳票を出力する実装方法を紹介します。
複数アプリのデータを柔軟に組み合わせ、リストビュー上の複数レコードを明細行として帳票出力する方法を学びます。
ViewFramerの概要については、「ViewFramerとは」をご覧ください。
準備の流れ
ViewFramerを使用した帳票出力には、以下のステップで準備が必要です。
- OPROARTS Liveにてテンプレート作成
- ViewFramerにて認証設定を定義
- ViewFramerにてビューを定義
- ViewFramerにてマッピングを定義
- kintoneのボタン作成および配置後、出力
1. OPROARTS Liveにてテンプレート作成
帳票のレイアウトのひな形(テンプレート)を用意する必要があります。
テンプレートは、デザインツール「OPROARTS Live」で作成します。
PDF用のテンプレートは、デザイナー画面上で作成するか、既存のExcelシートを読み込む方法があります。
ここでは、デザイナー上で作成する方法を説明しますが、1から作成するのではなく、サンプルを使用します。
帳票デザイン後に、帳票上の項目とフィールドを紐づける「マッピング」作業を行います。
2. ViewFramerにて認証設定を定義
ViewFramerにログイン後、kintoneへログインし、帳票に使用するアプリのAPIトークンを登録します。
本記事では、複数アプリ「案件管理」、「顧客管理」、「活動履歴」を利用しますので、下記kintone側の定義を3回繰り返します。
kintone、ViewFramerそれぞれに定義項目がありますので注意してください。
帳票にて利用するアプリ全てに対して定義が必要です。
kintone側の定義
-
kintoneへログインし、帳票にて利用するアプリより「設定」を開きます。
-
「設定」タブより「APIトークン」を開きます。
-
「生成する」ボタンをクリックしレコードを生成し「保存」します。
この時、「レコードの閲覧」「レコードの編集」にチェックしてください。同時にレコードIDをコピーします。
-
保存後、アプリ設定画面より「アプリを更新」します。
ViewFramer側の定義
ViewFramerの認証設定に戻り、帳票にて利用するアプリの「トークン」に生成したレコードのIDを設定し「保存」します。
複数アプリを利用する場合は、各アプリに対して上記の手順を繰り返してください。
3. ViewFramerにてビューを定義
ViewFramer上でビューを作成します。一つのビューの中で、複数のアプリをリレーションすることができます。
ビューの作成
- ViewFramerへログインします。
-
「ビュー」タブより「新規」を選択します。
基本設定
ビュー定義内の「基本設定」にて「ビュー名」(任意)を指定します。
リレーション設定
ビュー定義内の「リレーション設定」で以下項目を指定します。
ViewFramerの画面上ではkintoneの「アプリ」を「オブジェクト」と表記している箇所があります。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 主オブジェクト | 起点となるアプリを選択し、ショートネームを入力します。 この例では「案件管理」を指定しています。 |
| 関連オブジェクト | 起点となるアプリに関連付けるアプリを指定します。 この例では「顧客管理」「活動履歴」を指定しています。 |
| 結合条件 | 各「項目名」「演算子」「オブジェクト」「項目名」について、参照項目とアプリを結びつける条件を指定します。 |
リレーションを追加する際には「+」ボタンをクリックし追加します。
全ての設定終了後、「次へ」をクリックします。
出力項目設定
ビュー定義内の「出力項目設定」で以下項目を指定します。
- 取得元オブジェクトを指定します。
- 「項目ビルダー」でkintoneの項目を指定します。(「全項目を追加」も可能です)
OPROARTS Liveにて作成したテンプレート上で定義されているフィールド名と同じにしておけば、後で自動マッピングが可能になります。
出力条件設定
ビュー定義内の「出力条件設定」ではレコードの抽出条件を指定することができます。
必要に応じて条件を設定してください。
全ての設定終了後、「保存」をクリックします。
4. ViewFramerにてマッピングを定義
「マッピング」は、ViewFramer呼び出し時に実行される単位です。
kintoneのボタンからは、ViewFramerのマッピング名を指定する形になります。
複数のビューをヘッダーや明細として割り当てたり、OPROARTS Liveで作成したテンプレート上の項目とのマッピングを行ったりします。
詳細な設定手順については、「ViewFramerガイド」の20ページ以降をご参照ください。
5. kintoneのボタン作成および配置後、出力
テンプレートとViewFramerの定義を用意できたら、あとはkintone上にボタンを配置すれば完了です。
設定手順については、「ViewFramerガイド」の25ページ以降を参照ください。
実際にkintoneから呼び出すと、複数のアプリから取得したデータを、リストとしてまとめて出力することができます。
ViewFramerはPDF以外の様々な形式で帳票を作成できます。
また、帳票だけでなく、BIやD3Workerにも連携することが可能です。