v3系の大きな内容については、v3.1(v3.0)のリリース情報をご参照ください。
バージョンアップをご希望の方は弊社サポートサイトからお問い合わせください。
目次:【重要なお知らせ】【機能追加】【機能拡張】【機能改善】【障害改修】【注意事項】
【重要なお知らせ】
-
2.18.3より前のバージョンがインストールされた組織から2.18.3以降へバージョンアップする場合、以下の手順を行う必要があります。
①対象の組織からフローオブジェクトマッピングのレイアウト「WF_FlowObjectMapping Layout」のセクション「Flow Image」に配置されているVisualForcePage「FlowInfoPage」の配置を解除
②2.18.3にアップグレード
③対象バージョンにアップグレード -
3.4より前のバージョンがインストールされた組織から3.4以降へバージョンアップする場合、既存の「契約管理.終了日 = 契約ライセンス.利用終了日」に一致している契約ライセンスの「分析対象」を『True』に変更いただきますようお願いいたします。
-
3.7より前のバージョンがインストールされた組織から3.7以降へバージョンアップする場合、以下をご確認ください。
契約単価「品目・サービス(Product)」、納品「納品先(Deliver To)」、納品「請求先(Bill To)」、仕入「支払先(Payee)」の4つの項目について、権限セットを用いて権限付与している場合、バージョンアップ時に権限セットの該当項目の権限がはく奪されるため、バージョンアップ後に再度付与していただきますようお願いいたします。(プロファイルの権限ははく奪されません。) -
ソアスクの標準オブジェクトにカスタム項目を作成いただく際、作成するオブジェクト内に「項目名(API参照名)」がソアスク標準項目の項目名と一致しないよう設定をお願いいたします。
3.10以降のバージョンで、ソアスク標準項目の項目名と一致するカスタム項目が存在しますと、ソアスクのVisualforce登録画面を開いた際にエラー「duplicate field selected: XX」が発生する場合がございます。
エラーが発生した場合は、対象のカスタム項目の項目名(API参照名)を変更していただきますようお願いいたします。 -
3.11より請求登録画面の保存処理を非同期化したことに伴い、プラットフォームイベント権限の「バックグラウンド処理イベント」の参照/作成権限が必要となりました。
上記権限がないユーザで保存を行った場合に、v3.11では「請求を保存中です。」が表示されたまま画面が遷移しない状態になります。
v3.12以降は請求登録画面を開いた時にエラーメッセージが表示されます。 -
3.11より見積明細に「旧契約ライセンス(appsfs__fs_PreviousContractLicense__c)」項目を追加しています。
バージョンアップを行いますと、見積条件登録画面の明細情報に標準で追加されます。
こちらの項目はモノスクで利用する項目になるため、必要ない場合は見積明細の項目セットから外してください。
なお、見積条件登録画面の明細情報にカスタム項目を10個以上追加することはできません。
10個を超えた場合、注意喚起が表示され項目セットに配置しているすべてのカスタム項目が非表示となりますためご注意ください。 - 3.11.10より前のバージョンがインストールされた組織から3.12以降へバージョンアップする場合、以下の手順を行う必要があります。
①3.11.12にアップグレード
②対象バージョンにアップグレード - v3.12もしくはv3.12.1をお使いのお客様でv3.13にバージョンアップされるお客様のうち、見積登録(LWC)をご利用いただくには以下の手順を行う必要があります。
- ソアスク設定>カスタム設定「各種登録画面(LWC)設定」の「契約種別にサブスクリプションを使用する」または「契約種別にサービスを使用する」をTrueに設定
【機能追加】
- 契約更新時に明細をまとめる条件を指定できる機能を追加(サブスクリプション機能)
参考記事:契約更新時に明細をまとめる条件を指定できる機能を追加
- カスタムメタデータ型「【契約更新】サマリー設定(appsfs__ContractRenewalSummarySetting__mdt)」のレコードを設定することで契約更新時に任意の条件で明細をまとめることができます。
- 設定タイプには以下の種類があります
- サマリーキー
- この設定にしている項目すべてが同じ値の契約ライセンスは1つの見積明細にまとめられます。
- サマリーキー(空値無効)
- この設定にしている項目すべてが同じ値の契約ライセンスレコードは1つの見積明細にまとめられますが、1つでもこの値がnullの項目があればその契約ライセンスはまとめる対象外になります。
- クリア(常時)
- この設定にしている項目は常に空に上書きされます
- クリア(非同値時)
- この設定にしている項目は、まとめる元となったレコードの値がすべて同じならその値が設定され1つでも違う値なら空に上書きされます。
- 積算
- この設定にしている項目は、まとめられた際にまとめる元となったレコードの各値を積み上げた値に上書きされます。
- サマリーキー
- 「標準価格」と「仕切率」のどちらかは『クリア(常時)』で登録するようお願いします。そうしないと契約更新後の「単価」項目に意図しない値が設定される可能性があります。
- 価格改定機能を追加(サブスクリプション機能)
参考記事:契約ライセンスで次の契約期間の単価を予め決めておく機能- 契約ライセンスの「改定後単価(appsfs__fs_RevisedUnitPrice__c)」に値が設定されていれば、契約更新時の「値引前単価(appsfs__fs_PreDiscountUnitPrice__c)」項目を改定後単価で上書きます。
- 契約ライセンスの「改定後単価(appsfs__fs_RevisedUnitPrice__c)」に値が設定されていれば、『更新見込み』の分析の金額はその値を用いて算出されます。
- 単価マスタに、改定後の単価を「単価」項目に、いつから改定するかを「開始日」「終了日」項目に、単価区分を「販売単価」にして設定しておき、品目・サービスマスタレコード詳細ページにある「改定後単価設定」ボタンをクリックすることでその品目・サービスマスタが紐づいているすべての契約ライセンスレコードのうち、「価格改定時単価マスタ連動対象(appsfs__fs_UPMLinkageTarget__c)」がTrueのものに対し「改定後単価(appsfs__fs_RevisedUnitPrice__c)」項目を単価マスタの情報をもとにして一括設定することができます。
- 見積登録(LWC)にて明細ごとに値引を設定できる機能を追加
参考記事:値引機能の使い方- 「値引前単価(appsfs__fs_PreDiscountUnitPrice__c)」に対し、単価値引きを金額または率指定で設定できるようになりました。
- 計算式は以下のようになります。
- 「標準価格」 × 「仕切率」 = 「値引前単価」
- 「値引前単価」 × 「値引率」 = 「単価値引額」
- 「値引前単価」 - 「単価値引額」 = 「単価」
- ※見積条件登録画面には値引きの項目を表示させることはできません。見積条件登録画面では従来通り以下の計算式となります。
- 「標準価格」 × 「仕切率」 = 「単価」
- これに伴い、単価反映・一括単価反映の動作が変更になりました。
- v3.12以前
- 該当の明細に対し単価マスタレコードが1件以上存在するが、その明細に対応する期間の単価マスタが存在しなければ単価に0円をセットする
- 該当の明細に対し期間に相当する単価マスタレコードがあれば単価にその値をセットする
- v3.13以降
- 該当の明細に対し単価マスタレコードが1件以上存在するが、その明細に対応する期間の単価マスタが存在しなければなにもしない
- 該当の明細に対し期間に相当する単価マスタレコードがあれば値引前単価にその値をセットする
- v3.12以前
- 見積登録(LWC)の見積明細部に表示する項目や列幅を設定できる機能を追加
参考記事:見積登録画面(LWC)における、見積明細部の項目の表示切替と列幅の設定に対応
- カスタムメタデータ型「【見積登録(LWC)】見積明細表示項目設定(appsfs__QuoteDetailCustomDisplayField__mdt)」で設定することができます。
- 列幅は該当カスタムメタデータレコードの「初期列幅」項目で設定することができます。
- 見積登録(LWC)の明細に関するカスタムメタデータ型は以下2つがあります。
- 【見積登録(LWC)】見積明細表示項目設定(appsfs__QuoteDetailCustomDisplayField__mdt)
- 明細部に表示させる項目の設定を行うカスタムメタデータ型です。
- 【見積登録(LWC)】見積明細詳細モーダル表示項目設定(appsfs__QuoteDetailCustomModalField__mdt)
- 明細のアクション『詳細』から開いたモーダルに表示させる項目の設定を行うカスタムメタデータ型です。
- v3.12またはv3.12.1をお使いのお客様で【見積登録(LWC)】見積明細詳細モーダル表示項目設定に表示させる項目を追加している場合は、バージョンアップ後にカスタムメタデータのページレイアウトに「表示対象見積種別」項目を追加の上、その項目に対し『サブスクリプション』または『両方』をセットしていただく必要がございます。
- 【見積登録(LWC)】見積明細表示項目設定(appsfs__QuoteDetailCustomDisplayField__mdt)
- 見積登録(LWC)にて、親に当たる行に金額を持たせ子に内訳を持たせるデータパターンに対応
参考記事:商品(金額明細)の配下に商品情報追加機能の実装
- これまでは以下のように子明細に金額を持たせるデータパターンしか登録できませんでした。
- このバージョンから、以下のように親明細に金額を持たせるデータパターンも登録することができるようになりました。
- 今回の対応により、品目・サービスマスタと見積明細、契約ライセンスオブジェクトにレコードタイプ『商品情報』が追加となりました。
- 階層
- 商品と階層を子に持つことができる
- 商品
- 階層を親に、商品情報を子に持つことができる
- 商品情報
- 商品を親に持つことができる
- 階層
- 見積登録(LWC)にてライセンス洗替で画面を開いたときに契約ライセンス情報から見積明細が復元される機能を追加(サブスクリプション機能)
参考記事:契約変更のライセンス洗替時、契約中のライセンス情報を見積明細に引用する機能の実装
- 設定マスタの「ライセンス洗替時に既存の明細を追加する」をTrueに設定する必要があります。対象レコードタイプは『設定情報』です。
- 契約期間の最初から洗替するパターンを想定し、初期費用の契約ライセンスも復元されます。不要であれば画面上で行を削除してください。
- 以下事象を確認しております。
本機能をご利用の際は必ずご確認いただきますようお願いいたします。
事象 影響等 対応状況 見積登録画面(LWC)で登録した既存契約の見積をライセンス洗替で契約変更する際、見積条件登録画面から見積情報を作成できてしまう事象を確認しています。
見積登録画面(LWC)で登録した既存契約に関連する見積を作成する際は、見積登録画面(LWC)から作成いただくようお願いいたします。
未対応 契約単価の「開始日」「終了日」の期間が、見積明細の「利用開始日」「利用終了日」を包含していなくても、見積登録画面(LWC)を利用した場合は、見積を保存できてしまう事象を確認しています。 見積登録画面(LWC)で従量課金の見積明細を登録する場合、保存前に契約単価の「開始日」「終了日」の期間が見積明細の「利用開始日」「利用終了日」を包含してるかご確認ください。 未対応
- 見積登録(LWC)にて『サービス』の見積に対応
参考記事:見積登録画面(LWC)が契約種別「サービス」に対応
- こちらは物販用の見積を登録するための画面になります。
- こちらの機能を利用するには、カスタム設定「各種登録画面(LWC)設定」の「契約種別にサービスを使用する」をTrueに設定する必要があります。
- こちらをTrueに設定すると、商談詳細コンポーネントの「見積作成(LWC)」ボタンまたは販売の「見積作成(LWC)」アクションをクリックした際にサブスクリプションとサービスどちらの画面を開くかの選択ダイアログが表示されるようになります。
- カスタムメタデータ型「【見積登録(LWC)】見積明細表示項目設定」、「【見積登録(LWC)】見積明細詳細モーダル表示項目設定」の「表示対象見積種別」が『サービス』または『両方』になっている項目が画面上に表示されます。
- ※v3.12もしくはv3.12.1からv3.13にバージョンアップ かつ 見積作成(LWC)をお使いの場合は「契約種別にサブスクリプションを使用する」がデフォルトでFalseとなっておりますため、Trueに設定していただくようお願いいたします。
- 各種レコード詳細ページにて画面を開いたときに特定条件でトーストを表示させることができるコンポーネントを作成
参考記事:特定条件下でレコード詳細ページに通知を表示する機能を実装
- 「reocrdPageToast」コンポーネントを編集ページから追加することで使用できます。
- 表示させる条件は、編集ページの「コンポーネントの表示を設定」を使用して任意の条件を設定ください。
- Variant,Modeの設定値の詳細については以下ページをご参照ください。
【機能拡張】
-
契約更新時に商談・販売のユーザカスタム項目をコピーできるよう機能を追加(サブスクリプション機能)
参考記事:契約更新時に商談・販売のユーザカスタム項目をコピーする機能を追加-
カスタムメタデータ型「契約更新時に引き継ぐ商談項目設定」に設定されている項目の一覧は、契約更新時に自動的に作成される商談レコードの各項目へ値が引き継がれます。
-
カスタムメタデータ型「契約更新時に引き継ぐ販売項目設定」に設定されている項目の一覧は、契約更新時に自動的に作成される販売レコードの各項目へ値が引き継がれます。
-
- 請求締め(V2)にて受注レコード単位で請求を作成することができるよう機能を拡張
【機能改善】
- 見積条件と契約管理の契約締日項目の選択リスト値に『29』、『30』を追加(サブスクリプション機能)
- 設定マスタの「契約締日にちで売上を分割する」を使用するお客様用の値となります。対象レコードタイプは『自社会計情報』です。
- バージョンアップにてv3.13をご使用になるお客様はバージョンアップ後に「ソアスクオブジェクトアップグレード」機能をご利用ください。
- 見積登録(LWC)でヘッダーを編集した際、見積明細に対し再計算が必要な項目のみ再計算を行うように改善
- 各種バッチ処理のバッチサイズ設定をカスタム表示ラベルからカスタム設定に移行(サブスクリプション機能)
- カスタム設定「バッチサイズ設定」にて設定を行うことができます。このカスタム設定に値がある場合はカスタム表示ラベルの値よりもカスタム設定の値が優先されます。
- すでに請求締めのバッチサイズをカスタム設定の翻訳により変更しているお客様は、変更後の値がカスタム設定の初期値として設定されますので再度変更したい場合はカスタム設定の値を変更ください。
- これに伴い、以下のバッチについてもバッチサイズが設定できるようになりました。
- 売上締めバッチ
- 利用実績締めバッチ
- 販売のレコード詳細ページにある見積関連リストの編集ボタンを押すと、必ず見積条件登録画面が開かれてしまう動作を改善し、見積登録(LWC)で作成された見積は見積登録(LWC)が開かれるように改善
- 下記登録画面の明細部にて、可動部最左に項目表示できる項目セットを追加
オブジェクト 項目セット(API参照名) 登録画面 見積明細 appsfs__QuoteDetailInputHeadFieldSet 見積条件登録画面 見積登録画面 受注明細 appsfs__SalesOrderDetailInputHeadFieldSet 受注登録画面 納品明細 appsfs__OutboundDeliveryDetailInputHeadFieldSet 納品登録画面 請求明細 appsfs__BillingDetailInputHeadFieldSet 請求登録画面 発注明細 appsfs__PurchaseOrderDetailInputHeadFieldSet 発注登録画面 仕入明細 appsfs__InboundDeliveryDetailInputHeadFieldSet 仕入登録画面 支払明細 appsfs__PaymentDetailInputHeadFieldSet 支払登録画面
【障害改修】
- ユーティリティバーを表示すると見積登録(LWC)のサイドバーのボタンが隠れる問題を修正
- 見積明細のレコードタイプが『階層』のレコードを含むライセンス追加を行った後、契約管理を契約更新すると更新後の階層情報に不整合が発生する可能性があった問題を修正(サブスクリプション機能)
- 設定マスタの「契約締日にちで売上を分割する」がTrueの組織にて30日または31日開始の契約から、2月分の分析が作られない不具合を修正(サブスクリプション機能)
- 対象レコードタイプは『自社会計情報』です。
- 契約締日にちに『29』『30』が追加されました。
- バージョンアップにてv3.13をご使用になるお客様はバージョンアップ後に「ソアスクオブジェクトアップグレード」機能をご利用ください。
- ユーザーの言語が英語になっている場合、freee連携拡張パッケージを利用した『取引連携』機能がエラーになる不具合を修正(サブスクリプション機能)
- 見積登録(LWC)にて、新規階層行の削除操作時にコンポーネントエラーが発生することがある問題を修正
- 請求締め(V2)で請求・納品明細リレーションのインサート時にエラーが発生した場合、バックグラウンド処理履歴が作成されない問題を修正(サブスクリプション機能)
- Platformライセンスユーザで『受注確定取消』機能が使用できない問題を修正(サブスクリプション機能)
- 商談詳細コンポーネントにて1つの納品に紐づく納品明細の件数が200件を超えた場合エラーになる問題を修正
- マルチ通貨環境にて、従量課金を複数月分作成するとエラーが発生する問題を修正(サブスクリプション機能)
- 見積明細の「金額種別」が『年額』の時に、受注確定で作成された契約ライセンスの「税額」項目の値が、数量がかけられた値になる問題を修正(サブスクリプション機能)
- 見積明細の「金額種別」が『年額』のときに、受注確定で作成される納品明細の「年額設定」項目がFalseに設定される問題を修正(サブスクリプション機能)
- 設定マスタの「請求締日と売上計上日で売上を分割する」がTrueの時に、「売上サイクル」が『初期費用按分』の見積明細を受注確定すると、分割の後ろ側の納品に紐づく納品明細データの並び順が1始まりにならない問題を修正(サブスクリプション機能)
- 対象レコードタイプは『自社会計情報』です。
- 翻訳設定が無効な組織にインストールできない問題を修正
- 見積登録(LWC)にて見積条件の「請求先」または「エンドユーザ」に商談または販売と異なる取引先が指定されていた場合にエラーが発生する問題を修正
- 契約更新対象の契約ライセンスが0件の状態で契約管理の『契約更新(LWC)』または『次契約予約(LWC)』をクリックするとエラーが発生する問題を修正(サブスクリプション機能)
【注意事項】
- v2.17よりパッケージ内に納品タブを追加しました。
ご利用環境にお客様側で納品タブを作成している場合、以下のエラーが発生します。 その場合は、納品タブを一度削除頂き、インストールの実施をお願いいたします。
- (OutboundDelivery__c) Unmanaged custom object tab already exists, package upgrade cannot create another tab
OutboundDelivery__c: Unmanaged custom object tab already exists, package upgrade cannot create another tab
ソアスク / soarize リリースノート一覧はこちらです。
ソアスク 拡張パッケージ「soasc」リリースノート一覧はこちらです。