本記事ではAppsMEの最近の主なアップデートで追加されたkintone向けの機能についてご紹介します。
その前にAppsMEとはいったいどのような商品なのかご紹介します。
AppsMEとは
AppsMEは、モバイル端末の利便性を活かしkintoneとリアルタイムに情報を共有し合うアプリケーションです。
対応OS:iOS/iPadOS、Android(ver10開発中)、Windows10
詳しくはこちらをご覧ください。
AppsMEの概要が掴めたところで早速、追加機能についてご紹介します。
〈AppsME2.15.0 追加機能〉
・kintone向けでセキュアアクセス対応
まずセキュアアクセスとは何かご説明します。
・クライアント証明書を使って接続元の端末を認証する、cybozu.comのオプションサービス。
・外出先や自宅などから安全にモバイルアクセスを利用可能。
・パソコンの他にもスマートフォン、タブレットと複数のプラットフォームに対応。
セキュアアクセスを設定した環境へのAppsMEでの接続方法をご紹介します。
各OSの設定はこちらをご覧ください。
〈AppsME2.18.0 追加機能〉
・レコード詳細を開くと関連が読み込める。
「詳細画面で関連を取得する」を設定したレイアウトについて、レコード詳細を開いた時点で関連レコードを読み込む機能を追加しました。
kintoneでは「AppsME_レイアウト設定」内の「詳細画面での明細取得」をオンにすることで設定できます。
レコード詳細画面を開いた時点で関連レコードの取得が行われます。
・一度に取得できる件数の指定。
レコード一覧画面とレコード詳細画面の関連レコードタブで1度に取得するレコード件数について、これまでは20件固定だったところ、Connectorで環境ごとに設定できる機能を追加しました。
kintoneでは「AppsME_ユーザ登録」内の「一覧画面のレコード取得件数」で設定できます。
※無指定の場合はこれまで通り20件で、上限は500件(それ以上が指定されても500件)です。
<AppsME2.21.0 追加機能>
・Connector側でフィルタを強制的に指定できるようになりました。
レコード一覧画面での絞り込み条件「ビュー」をConnectorで作成し、表示に反映させられる機能を追加しました。
kintone Connectorの設定
「AppsME_レイアウト設定」画面に追加した「一覧画面のビュー」で設定します。
「条件」には、kintoneのクエリをそのまま書きます。関数も「条件」に利用できます。
今回は例として「更新日時が本日」のレコードを表示させる設定をします。
※条件が空だと全て表示されます。
※レイアウト設定の新規作成時にはデフォルトで ビュー名: "すべてのレコード", 条件: 空 の行が表示されます。
モバイルアプリ
Connectorでビューを設定すると、レコード一覧画面でビューが選択可能となり、ビューの条件に沿ったレコードが表示されるようになります。
ビューに対して更にフィルタをかけることが可能です。その場合、両方の条件を満たしたレコードが表示されます。
例えば「顧客名=顧客A」というフィルターをかけます。
そうすると、
「更新日時が本日」かつ「顧客名=顧客A」のレコードが表示されます。
ビューを変更した際は、同時にフィルタが「フィルタなし」に変更されます。
・Windows版で日時項目のUIが代わり入力しやすくなりました。
日付の入力を例に説明します。
以前は日付の入力する際は下記画像のカレンダーか、
下記画像の赤枠の部分から日付を変更していました。
しかし、2.21からカレンダーマークを押すと表示されるカレンダーから日付編集が可能になります。
カレンダーのデザインも見やすくなっております。
終わりに
AppsMEはモバイルの特性を生かし「いつでも、どこでも、どんな場所でも」ご利用いただけます。
使いやすい機能が追加されたAppsMEをぜひお試しください!