帳票DXの「XAデザイナ」には様々な便利機能があります。
本記事ではその一部をご紹介します!
■目次
■ファイルインポート機能
「ファイルインポート機能」とはPDFを読み込み、テンプレートのレイアウトとして活用いただける機能です。
こちらの機能を使用することで、以下のような手間が省けます。
・大まかなレイアウト作成
・複雑な罫線を引く
・文字を入力する etc...
こちらの機能は主に単票での使用が便利です。
※ 単票とは、明細行を使わない一枚モノの帳票を指します。
明細行がある帳票はTableRegionを使う必要がありますが、ファイルインポート機能でTableRegionを自動配置することはできません。
【設定手順】
①読み込みたいPDFを用意します。
②テンプレート一覧画面の「新規追加」>「ファイルインポート」を選択します。
③[ファイルを選択]からアップロードするPDFファイルを選択します。
また、ページ[1,2,4-6]と表示されている部分に、PDFファイルのテンプレートに使用するページ番号を入力して[実行]を選択します。(未入力でも可)
調整後、こんな感じでテンプレート化されました。
読み込み元PDF:
レイアウト画面:
出力結果:
本機能の注意事項や詳しい設定手順につきましては以下記事をご参照ください。
参考:【XA】既存のPDFを使用してテンプレートを作成する方法(ファイルインポート)
こちらの機能は主に単票の際に便利ですが、連続帳票でも便利な機能があります!
■明細番号(行番号)の出力
「XAデザイナ」には明細に連番の付与が出来る機能があります。
以下のように明細欄に番号を出力することが出来ます!
【設定方法】
①Datasetを作成します。
②データセットタブを開き、項目一覧から「明細番号」を選択後、ドラッグドロップで配置します。
これで明細の行数分、明細バンド番号が出力されます!
■総ページ数出力
ページ数の他に総ページ数を出力することが出来ます。
総ページのカウント方法は以下の3種類あります。
◇ドキュメントの総ページ数
テンプレート・レイアウト関係なく、すべてのページ数をカウントします。
例えば以下のように、
青色で示したテンプレート…レイアウト1が改ページして2ページ
赤色で示したテンプレート…レイアウトを2つ含んでいる
場合
「ドキュメントの総ページ数」は「4」になります。
◇テンプレートの総ページ数
テンプレート毎の総ページ数を表示します。
テンプレートは、XAデザイナで保存できる単位です。
一つのテンプレートには、複数のレイアウトを含むことができます。
例えば以下のように、
青色で示したテンプレート…レイアウト1が改ページして2ページ
赤色で示したテンプレート…レイアウトを2つ含んでいる
場合
「テンプレートの総ページ数」はテンプレート毎に「2」になります。
◇レイアウトの総ページ数
レイアウト毎の総ページ数を表示します。
例えば以下のように、
青色で示したテンプレート…レイアウト1が改ページして2ページ
赤色で示したテンプレート…レイアウトを2つ含んでいる
場合
「レイアウトの総ページ数」は
青色で示したテンプレート…「2」
赤色で示したテンプレート…「1」
になります。
【設定手順】
①Textを配置します。
②データタブを開き、ソースで「式」を選択し、「編集」をクリックします。
ドキュメントタブを開き、「レイアウトの総ページ数」をクリックします。
※他の総ページ数を出力する場合は、ここで該当のものをクリックします。
正しく式が入力されていることが確認し、「✓(チェックマーク)」をクリックします。
以上、XAデザイナ機能紹介~PDF機能編~でした!