この記事について
この記事では、ログインユーザーが申請を行える申請サイトの設定手順を説明します。
前提条件
- 申請サイトの作成が完了していること:【カミレス セットアップガイド(8-1)】申請サイトの作成
目次
1. 申請者用プロファイルの準備
コミュニティ申請者用のプロファイルを作成し、外部プロファイルの使用を許可する設定を行います。
- Salesforceの設定>クイック検索に「プロファイル」と入力し、「プロファイル」を開く
- 「新規プロファイル」をクリックする
- 「既存プロファイル」で「Customer Community Login User」を選択し、プロファイル名を入力して保存する(例:申請 Community Login ユーザー)
- Salesforceの設定>クイック検索に「デジタルエクスペリエンス」と入力し、「設定」を開く
- 「セルフ登録、ユーザー作成、およびログインで標準外部プロファイルの使用を許可」にチェックを入れて保存する
2. サイトメンバーの設定
作成したコミュニティ申請者用プロファイルをサイトメンバーとして追加します。サイトメンバーとは、Experience Cloudサイトにアクセスを許可するプロファイルの一覧のことです。
- エクスペリエンスサイトのワークスペースを開く
- 「管理」を開く
- 「メンバー」を開き、「プロファイルの選択」で「すべて選択」を選択する
- 作成した申請者用プロファイルを「選択済みのプロファイル」に追加して保存する
3. 申請ユーザーの作成
管理者が申請ユーザーを手動で作成する場合の手順です。
3-1. 事前準備(初回のみ)
ロールの作成と割り当て
- Salesforceの設定>クイック検索に「ロール」と入力し、「ロール」を開く
- 「新規ロール」をクリックし、任意の表示ラベル・ロール名を入力する。
例)
表示ラベル:コミュニティユーザー
ロール名:CommunityUser
商談のアクセス権:自分が所有する取引先責任者に関連した他人が所有する商談に対してアクセスできない - 作成したロールを開き、「ユーザーをロールに割り当て」をクリックし、取引先の所有者とするユーザー(例:システム管理者ユーザー等)を割り当てる
※ここで割り当てたユーザーを、手順「取引先の作成」で取引先の所有者に設定します
「カスタマーユーザーを有効化」ボタンの表示
- Salesforceの設定>オブジェクトマネージャー>「取引先責任者」>「ページレイアウト」を開き、対象のレイアウトを選択する
- 「モバイルおよびLightningのアクション」セクションから「カスタマーユーザーを有効化」を「Salesforce モバイルおよび Lightning Experience のアクション」エリアにドラッグ&ドロップして保存する
取引先の作成
- 申請ユーザーの所属先となる取引先(Account)を1件作成する
例)
取引先名:申請ユーザー
所有者:手順「ロールの作成と割り当て」にて、ロールを割り当てたユーザー(システム管理者ユーザー等)
基本的に取引先は1件だけ作成し、全申請ユーザーをその配下に登録するため、取引先を毎回作る必要はありません。
3-2. ユーザーの追加(ユーザー作成のたびに実施)
- 事前準備で作成した取引先(例:「申請ユーザー」)を開き、関連リストの「取引先責任者」から取引先責任者(Contact)レコードを新規作成する
※関連リストではなく、取引先責任者タブから作成する場合は、「取引先」に事前準備で作成した取引先を必ず設定してください - 作成した取引先責任者を開き、「カスタマーユーザーを有効化」をクリックする
- 新規ユーザー画面が開くので、ユーザーライセンスに「Customer Community Login」、プロファイルに「申請 Community Login ユーザー」を選択する。
その他必須情報を入力して保存する
※「パスワードをリセットしてユーザーに通知する」にチェックを入れた場合は、保存のタイミングでパスワードリセットメールが飛びます。 - 「権限セットの割り当て」>「割り当ての編集」をクリックし、
docutize Form Community01権限セットを付与する
💡
補足:「カスタマーユーザーを有効化」ボタンが表示されない場合
💡
重要:パッケージライセンスの割り当て
・サイトライセンス契約の場合:全ユーザーに自動で適用されるため、対応は不要です
・ユーザーライセンス契約の場合:作成したユーザーへのライセンス割り当てが必要です。
設定>「インストール済みパッケージ」>docutizeformの「ライセンスの管理」>「ユーザーの追加」から割り当ててください
ライセンスが割り当てられていないユーザーが申請ページを開くと、「Invalid Page」エラーが発生します。
4. ログイン・トップページの設定
各種ページの設定を行っていきます。ここで設定を行うログインページ、トップページは、エクスペリエンスサイトの作成時に自動で生成されるページです。
4-1. ログインページの設定
ログインフォームの表示ラベルを設定します。
- Salesforceの設定>クイック検索に「デジタルエクスペリエンス」と検索>「すべてのサイト」>「ビルダー」をクリックして、エクスペリエンスビルダーを開く
- 左上の「ホーム」をクリックし、「ログイン」ページを開く
- 「ログインフォーム」コンポーネントを選択し、表示ラベルを変更する
4-2. トップページの設定
トップページにログインページへ遷移するためのボタンを作成します。
ボタンの作成
- 「ホーム」ページを開く
- 必要に応じて、不要なコンポーネントの削除およびレイアウトの変更をする
- 雷マークをクリックし、「HTMLエディタ」コンポーネントを「コンテンツ」エリアにドラッグ&ドロップする
-
「マークアップを編集」をクリックし、以下のHTMLを貼り付ける
<!-- ログインボタン --> <a href="/[サイト名]/[ログインページのURL末尾]" style="display:block; width:100%; box-sizing:border-box; background-color:#0250C9; color:#FFFFFF; padding:12px 24px; border:1px solid #0250C9; border-radius:4px; font-size:16px; font-weight:bold; text-align:center; text-decoration:none;"> ログイン </a>💡補足:各プレースホルダーの確認方法・[サイト名]:エクスペリエンスサイトのURLのドメイン後のパス名
例)https://example.my.site.com/KamilessSampleLogin/の場合はKamilessSampleLogin
・[ログインページのURL末尾]:エクスペリエンスビルダーでログインページを開き、「ページプロパティ」→「URL」の末尾部分を使用
例)URLが/loginの場合はlogin
公開アクセスの設定
ログイン前のユーザーがトップページにアクセスできるよう設定します。
- エクスペリエンスビルダーの左の歯車アイコンから「全般」を開く
- 「公開アクセス」の「ゲストユーザーはログインすることなくサイトを表示および操作できる」にチェックを入れる
5. 申請関連ページの作成
申請に関連するページを作成します。申請完了ページ・申請詳細ページ・申請一覧の3つを新規に作成します。
5-1. 申請完了ページの作成と遷移設定
まず、申請完了後にユーザーが遷移するページを作成し、申請確定後にそのページへ自動遷移する設定を行います。
ページの作成
- 「+新規ページ」→「標準ページ」→「+新しい空白のページ」を選択する
- 「1個の全体の幅の列」を選択し、「次へ」をクリックする
- ページの名前・URL・API参照名を入力し、「作成」をクリックする
- 左端上部にある雷マークをクリックし、「カスタムコンポーネント」セクションにある「completionPage」を「コンテンツ」エリアにドラッグ&ドロップする
-
同様に「commPart」を「コンテンツフッター」エリアにドラッグ&ドロップする
💡補足:commPartコンポーネントについて「commPart」は、申請確定後にこのページへ自動遷移させるために必要なコンポーネントです。
申請完了ページへの遷移設定
申請確定後に申請完了ページへ自動遷移するよう、申請ステータスマスターの「ステータス更新後の遷移先」を設定します。
- 申請完了ページの「API参照名」を確認する(例:
CompletionPage__c) - Salesforceの設定>オブジェクトマネージャー>「申請ステータスマスター」>「項目とリレーション」>「ステータス更新後の遷移先」を開く
-
選択リストの「値」で「新規」をクリックし、以下のパラメータを追加し保存する
skip,[申請完了ページのAPI参照名],comm__namedPage - 追加した値の「編集」をクリックし、表示ラベルを分かりやすい名前に変更する(例:
申請完了ページ) - 申請ステータスマスターを開き、アクションが「申請」であるレコードの、「ステータス更新後の遷移先」を追加した値に変更して保存する
03_申請_未入力_申請済み
09_申請_入力中_申請済み
19_申請_差戻_申請済み
詳細はリファレンスの「指定遷移先」を参照してください。
また、手順3で指定しているパラメータについても、上記リファンレスにて紹介しております。
5-2. 申請詳細ページの作成
申請済みの内容を確認できるページを作成します。
- エクスペリエンスビルダーで「+新規ページ」をクリックする
- 「オブジェクトページ」を選択し、「申請」を選択し、「作成」をクリックする
- 再度「作成」をクリックする
- 既存のコンポーネント「レコードバナー」「レコード情報タブ」のごみ箱マークをクリックして削除する
-
左端上部にある雷マークをクリックし、「カスタムコンポーネント」セクションにある下記5つのコンポーネントをそれぞれのエリアにドラッグ&ドロップする
コンポーネント名 エリア inputpage コンテンツヘッダー inputPagePagination コンテンツヘッダー inputpageDetail コンテンツ inputPageBottom コンテンツフッター commPart コンテンツフッター
5-3. 申請一覧の作成
申請一覧を確認するためのページを作成します。
- 「+新規ページ」→「標準ページ」→「+新しい空白のページ」を選択する
- 「1個の全体の幅の列」を選択し、「次へ」をクリックする
- ページの名前・URL・API参照名を入力し、「作成」をクリックする
-
左端上部にある雷マークをクリックし、「カスタムコンポーネント」セクションにある「formListTab」コンポーネントを「コンテンツヘッダー」にドラッグ&ドロップする
💡補足:カミレス独自の申請一覧コンポーネント「formListTab」の代わりに、カミレス独自の「customRecordList」コンポーネント(カスタムレコードリスト)も利用できます。Salesforce標準のレコードリストより柔軟な表示・カスタマイズが可能です。
主な特徴
・キーワードによる検索・フィルタリング
・ヘッダークリックによるソート(昇順/降順)
・リストビューマスターで表示条件・表示項目をカスタマイズ可能
・権限セットによるアクセス制御
設定手順は「レコード一覧カスタム表示機能」をご確認ください。
6. ナビゲーションの設定
申請一覧・申請ページへ遷移するためのナビゲーションメニューを設定します。
- エクスペリエンスビルダーの左の歯車アイコンから「ナビゲーション」を開く
- 「Default Navigation」の「▽」ボタンから「編集」をクリックする
- 「+メニュー項目を追加」を2回クリックする
-
それぞれ以下のように設定し、「メニューを保存」をクリックする
名前 種別 設定値 申請一覧 サイトページ ページ:申請一覧
一般公開:チェックしない申請 Salesforce Object オブジェクト種別:申請
デフォルトのリストビュー:デフォルト
一般公開:チェックしない
7. サイトの公開と有効化
サイトの公開
エクスペリエンスビルダーの変更内容をサイトに反映します。今後、サイトの設定を変更するたびに実施する必要があります。
- エクスペリエンスビルダー右上の「公開」をクリックする
- 確認ダイアログで「公開」をクリックする
サイトの有効化
サイトを外部からアクセス可能な状態にします。初回のみ実施が必要な手順です。
- エクスペリエンスサイトのワークスペースで「管理」→「設定」を開く
- 「サイトを有効化」をクリックする
8. 動作確認
設定した申請サイトの動作を確認します。
主に以下のような項目を確認します。
- ログインできることを確認する
- 申請一覧ページが表示されることを確認する
- 申請フォームが表示されることを確認する
- 申請を入力し確定できることを確認する
- 申請完了ページに遷移することを確認する
- 申請レコードが作成されたことを確認する
以上でログインユーザーが申請を行う申請サイトの設定は完了です。