カミレスは以下の画像のステップの順にセットアップを行います。
各ステップの概要
1. インストール
システム管理者ユーザーでSalesforce環境にカミレスのパッケージをインストールします。
2. 初期設定
カミレスの設定に先立ち、Salesforceの基本的な設定を行います。
2-1. 翻訳言語設定、申請ステータス・権限セットの翻訳
言語を設定し、カミレスで使用するラベルを翻訳します。
2-2. プロファイルの作成
プロファイルは、カミレス機能の利用範囲やアクセス権限を制御するための枠組みとなります。
2-3. ユーザーの作成
ユーザーを作成し、プロファイルを割り当てます。
2-4. ライセンスの割り当て
ライセンスが割り当てられたユーザーのみがカミレスのパッケージにアクセスできます。
2-5. 権限セットの割り当て
権限セットは、カミレスパッケージに含まれています。割り当てる権限セットによって、カミレスの申請フォームの表示が異なります。(例:管理者、フォーム作成者、申請者、運用者)
3. マスターの設定
カミレスパッケージに標準で含まれているオブジェクトです。ここでは、最低限動作に必要な3つのマスターを紹介します。
3-1. 権限マスターの作成
各権限セットがどの申請ステータスの時に、申請フォームの各項目を参照・編集できるか設定するマスターです。
3-2. 申請ステータスマスターの作成
ボタンを押した際に、申請ステータスがどう遷移させるかを設定するマスターです。
3-3. ボタン表示マスターの作成
各権限セットがどの申請ステータスの時に、ボタンの表示/非表示を設定するマスターです。
4. フォームテンプレートの作成
実際に申請で入力する申請フォームの作成をします。
5. レコードの保存先設定
カミレスでは申請フォームに入力した値をレコードに保存できます。保存先のオブジェクトと項目を設定します。
6. 承認機能の設定
カミレスでは独自の承認フローを持っています。カミレス独自の承認フローを使用する場合は設定が必要です。
6-1. 承認マスターの設定
カミレスパッケージに標準で含まれているマスターオブジェクトです。承認フローの使用期限等を設定します。
6-2. 承認フローの設定
承認マスターの編集で設定します。承認ステップ数の設定、承認後の申請/承認ステータス等の設定を行います。
6-3. 承認者の割り当て
フローと同じく、承認マスターの編集で設定します。承認者の条件は柔軟にカスタマイズが可能です。
7. メール通知設定
フロー設定により、申請が完了したタイミング等の任意のタイミングでメール送付の設定ができます。
8. 申請サイトの作成
ExperienceCloudサイトを使用し、外部ユーザー用のサイトを作成します。アカウント登録を必要としないゲストユーザーでも申請は可能です。(一部機能に制限があります。)
8-1. ExperienceCloudサイトで申請サイト作成
ExperienceCloudサイトとは、Salesforceが提供するWebサイト構築・運用プラットフォームです。こちらを利用し、外部公開用の申請サイトを作成していきます。
8-2. 申請サイトを使用するユーザーの権限設定
権限セットの付与や、必要に応じてルールの設定等を行います。
9. 運用前テスト
一通り完成できたら運用前にテストを行います。
10. 本番運用
ついに!本番運用です!