この記事では、Agentファイルを実際に使用する手順のご説明をします。
大まかな手順としては、送信者がSalesforceにて生成ボタン押下→受信者にドキュメントを管理するアプリケーション(マイページ)にログインするURL記載のメールが送信→受信者はマイページにログインしファイルダウンロード、となります。
このガイドで分かること
実行する際の一連の操作方法
例として、請求オブジェクトから請求書を生成・配信する際の一連の操作をご説明します。
✅ 実行方法(即時 or 日時指定)
実行方法は「即時実行」と「日時指定実行」方法があります。
🔷 即時実行(クリックで開閉)
①請求オブジェクトから請求書の配信に使用したいレコードを開き、Agentファイルの実行画面から「作成」をクリックします。
②「ドキュメント配信設定」で、配信オプション設定>ドキュメント配信設定で作成した設定の中で使用したい設定を指定し、「作成」ボタンをクリックします。
📘 補足:この設定については「【Agentファイル セットアップガイド(3)】」の「2.1 ドキュメント配信設定」で詳しく説明しています。
③画面遷移し以下の画面(ドキュメント配信履歴)が表示され実行開始されます。
配信オプション設定>ジョブスケジュール設定で設定したスケジュールでドキュメント作成、ドキュメント配信が行われます。
📘 補足:この設定については「【Agentファイル セットアップガイド(3)】」の「2.3 ジョブスケジュール設定」で詳しく説明しています。
作成されたドキュメントは「ドキュメント」から確認することができます。
「ダウンロード」ボタンから、作成されたドキュメントをダウンロードすることも可能です。
④作成後、③で表示されたドキュメント配信履歴レコードの「送信先メールアドレス」宛に配信が行われます。
メールの内容は、②で選択したドキュメント配信設定>メールテンプレートで指定したメールテンプレートが使用されます。
📘 補足:この設定については「【Agentファイル セットアップガイド(3)】」の「2.1 ドキュメント配信設定」で詳しく説明しています。
⑤メールに記載されているリンクをクリックすると、「メールアドレス確認」画面が表示されます。
受信者自身のメールアドレスを入力します。
⑥入力したメールアドレスがドキュメントを管理するアプリケーション(マイページ)側に登録されているか・されていないかで、動作が変わります。
🔹パターン1:メールアドレスがマイページに登録されている場合
ログイン画面に遷移します。
🔹パターン2:メールアドレスがマイページに登録されていない場合
入力したメールアドレス宛にアカウント追加のためのメールが送信されます。
送信されるメールの例は以下です。
メールの内容は、②で選択したドキュメント配信設定>ユーザー登録メールテンプレートで指定したメールテンプレートが使用されます。
📘 補足:この設定については「【Agentファイル セットアップガイド(3)】」の「2.1 ドキュメント配信設定」で詳しく説明しています。
メールに記載されているリンクをクリックすると、ユーザーアカウント登録画面が表示され、マイページにユーザー登録を行います。
⑦マイページへログイン>ログイン後、「請求書」ボタンからダウンロードを行うことが可能です。
🔷日時を指定して実行(クリックで開閉)
①請求オブジェクトから請求書の配信に使用したいレコードを開き、Agentファイルの実行画面から「作成」をクリックします。
②「ドキュメント配信設定」で、配信オプション設定>ドキュメント配信設定で作成した設定の中で使用したい設定を指定します。
📘 補足:この設定については「【Agentファイル セットアップガイド(3)】」の「2.1 ドキュメント配信設定」で詳しく説明しています。
そのあと、「日時を指定して作成する」にチェックをいれます。
「ドキュメント生成予約日時」から実行したい日付と時刻を指定し、「作成」ボタンを押下します。
③指定した予約日時になったら実行されます。
実行後の流れは「🔷 即時実行の③~⑤」をご覧ください。
実行後に表示される画面(ドキュメント配信履歴)の説明
🔸 基本情報
📂 項目の説明(クリックで開閉)
実行されたドキュメント配信履歴レコードが表示されます。
ドキュメント配信履歴事体を有効化・無効化します。
取引先の設定ミス等で配信をキャンセルしたい場合などに無効化します。
ドキュメント生成・配信状況を確認することができます。
「作成」時に選択したドキュメント配信設定の「表示ラベル」が表示されます。
「作成」時に選択したドキュメント配信設定の「カスタムメタデータレコード名」が表示されます。
請求レコードIDが表示されます。
実行した請求オブジェクトの取引先名が表示されます。
🔸 ドキュメント情報
📂 項目の説明(クリックで開閉)
ドキュメント作成予約時に日時が反映されます。
ドキュメント作成開始時に日時が反映されます。
ドキュメント作成完了時に日時が反映されます。
ドキュメントアップロード時に日時が反映されます。
🔸 配信情報
📂 項目の説明(クリックで開閉)
ドキュメント配信時に日時が反映されます。
ドキュメントが配信されたメールアドレスが表示されます。
配信されたURLの末尾につく、本人確認用のために一時的に発行された認証トークンが表示されます。
配信されたURL(ドキュメントを管理するアプリケーション(マイページ)にログインするためのURL)が表示されます。
配信されたURLの有効期限が表示されます。
ドキュメントが配信されたCcのメールアドレスが表示されます。
🔸 表示情報
📂 項目の説明(クリックで開閉)
配信されたURLからログインし、ドキュメントを管理するアプリケーション(マイページ)でドキュメントをプレビューで表示した際にチェックがつきます。
表示した最新の日時が反映されます。
表示した回数が反映されます。
🔸 ダウンロード情報
📂 項目の説明(クリックで開閉)
配信されたURLからログインし、ドキュメントを管理するアプリケーション(マイページ)でドキュメントをダウンロードした際にチェックがつきます。
ダウンロードした最新の日時が反映されます。
ダウンロードした回数が反映されます。
ドキュメント配信履歴は一覧でも確認することが可能です。
アップロード機能
既にお手元にあるPDFファイルを配信することも可能です。
請求オブジェクトから、アップロード機能を用いて配信する手順をご説明します。
🔻アップロード機能を使用するにあたって
アップロード機能を使用するには、「アップロード」ボタンを表示させる必要があります。
例として「請求」オブジェクトに設定する方法をご説明します。
①請求オブジェクトを開き、左上の歯車マークから「ページを編集」をクリックします。
②以下の画面が表示されるので、Agentファイル実行画面「documentDelivery」を選択し、右側の「Show Upload Button」にチェックをいれて保存します。
③アップロードボタンが表示されます。
🔻使用手順
①請求オブジェクトから請求書の配信に使用したいレコードを開き、Agentファイルの実行画面から「アップロード」をクリックします。
②「ドキュメント配信設定」で、配信オプション設定>ドキュメント配信設定で作成した設定の中で使用したい設定を指定し、「ファイルを選択」から配信に使用したいPDFファイルを選択します。
実行後の流れは「🔷 即時実行の③~⑤」をご覧ください。
使用方法の説明は以上です。