サインイン
Language
日本語 English

このセクションの記事

  • 【TECH COLUMN】D3Workerの設定手順(Salesforce)
  • [D3Worker]ドキュメント一覧(Salesforce)
  • [らくらくExcel] ドキュメント一覧
  • Salesforce Filesサービスの「 - セッション」が付いているものとそうでないものの使い分け

Salesforce Filesサービスの「 - セッション」が付いているものとそうでないものの使い分け

Avatar
OPRO Support staff
  • 2025年07月02日 09:23
  • 更新

D3WorkerのSalesforce Filesサービスには名前の最後に「 - セッション」が付いているものとそうでないものがあります。
これらの違いは、Salesforceからのファイル取得・Salesforceへのファイル送信・レコードの登録/更新の際の認証の仕方にあります。

 

「 - セッション」が付いていないもの(従来のタイプ)では、事前にD3Workerのサービス設定画面でSalesforceへの認証を行い、以後は取得したAPIトークンをD3Workerがリフレッシュし続けます。
Salesforce組織からデータを取得したり、Salesforce組織にデータを登録する際にはD3Workerが保持しているこのAPIトークンを使用します。

document.PNG

delivery.PNG

※この方法では、1つのSalesforceユーザを使用して複数のサービスからSalesforceに接続しているとき、D3Workerや他のアプリケーションからのログイン数が5つ以上になると、Salesforceのポリシーによって古いものから接続が解除される場合があるため、非推奨です。

 

「 - セッション」が付いているものでは、ワーク実行時にD3Workerが受け取ったSalesforceのセッション情報をSalesforceへの認証に使用します。
そのため、事前にD3WorkerでSalesforceの認証設定を行う必要はありません。

document_session.PNG

delivery_session.PNG

 

基本的にオプロは「 - セッション」が付いている方のSalesforce Filesサービスの使用を推奨していますが

  • ワークを実行する起点がSalesforce組織でない場合(電子契約サービスの署名後にワークを実行するように設定している場合や、ワーク実行の際に既存のCSVデータを使用する場合など)
  • 起点となるSalesforce組織とデータの取得元orデータの送信先となるSalesforce組織が異なる場合

では「 - セッション」が付いているものは使用できません。

上記のパターンに当てはまる場合は、「 - セッション」が付いていない方のSalesforce Filesサービスをご使用ください。

 

補足

「 - セッション」が付いている方のSalesforce Filesサービスでは、Salesforceの「セッションID」「組織ID」「ユーザID」の3つの情報が必要になります。

これら3つの情報は、以下のカスタム数式項目を対象のSalesforceオブジェクトに作成することで、Salesforceのレコードからその項目を通じて取得可能になります。

表示ラベル(例)

API参照名(例)

データ型

数式

セッションID

SessionId__c

数式(テキスト)

$Api.Session_ID

組織ID

OrgId__c

数式(テキスト)

$Organization.Id

ユーザID

UserId__c

数式(テキスト)

$User.Id

※組織IDとユーザIDが固定の場合は「セッションID」項目のみの作成でOKです。サービス設定画面で組織ID・ユーザIDの固定値を指定してください。

※上記3項目はすべて数式項目のため、ユーザがアクセス・参照する度評価され値が変動します。

 

ページの先頭へ戻る

関連記事

  • 【v2.2】「請求締め(V2)」のデータ登録
  • 【帳票DXモバイルエントリーアプリ】「私のドメイン」を設定しているSalesforce組織へのログイン方法
  • D3Workerのサービス設定(Salesforce Files [文書化])
  • 【基礎編PDF帳票】OPROARTSハンズオンセミナー【動画】
  • D3Workerのサービス設定記事「Salesforce Files [配送] - セッション」
株式会社オプロ