帳票の作成方法には「OPROARTS Connector」で作成する方法と「ViewFramer」で作成する方法の2通りあります。本記事では、「OPROARTS Connector」と「ViewFramer」の違いについて紹介します。
■OPROARTS Connector
簡単な見積書や単票(明細がない帳票)などを作成するときに使用します。
ただし、明細を表現するDatasetTableを1つしか置くことができないため、複数明細を表現することができないという制限があります。また、親子の明細しか出力することができません。
参考FAQ「オブジェクトはいくつまで参照できますか」
また、Office文書の出力(Document Designer for Officeツール)にはViewFramerを使用する必要があります。
■ViewFramer
以下の例のように複数の明細を出力するといった、より複雑な帳票を作成するときに使用します。
例)
複数のDatasetTableを置くことができるため、上記のような複数明細の帳票を作成することが可能です。
また、親子孫の明細を帳票に出力することが可能です。
以上が「OPROARTS Connector」と「ViewFramer」の違いになります。
OPROARTS Connectorは、レイアウト作成と帳票に使用するオブジェクトや項目のマッピング設定を1つのツールのみで作成するので、比較的簡単に帳票を作成することが可能です。
ただ、機能に制限があるので、OPROARTS Connectorで実現できない場合はViewFramerでの作成をご検討ください。
ちなみに…
Designerにログインした際、以下のアイコンで作成方法を確認することが可能です。①が「OPROARTS Connector」、②が「ViewFramer」で作成した場合のアイコンになります。