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  • 帳票DX for SAPに与えうる影響

帳票DX for SAPに与えうる影響

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OPRO Support staff
  • 2025年12月19日 03:19
  • 更新

1. はじめに(概要と目的)

  • 記事の目的: 本記事は、SAP SuccessFactors (SFs) の仕様変更や設定変更が、帳票DXの出力機能にどのような影響を及ぼす可能性があるかを解説し、安定稼働に向けた注意事項を提示します。
  • 対象読者: 帳票DX管理者、連携システムのSAP側管理者、システム運用担当者。

2. SuccessFactors (SFs) 側の変更と影響

データ取得元であるSuccessFactors側の変更は、帳票データそのものに影響を与えます。

  1. エンティティの変更

    変更項目影響の内容(帳票DX側)対策・注意事項
    フィールド(項目)名の変更/削除帳票DXのテンプレートでマッピングしているデータ項目が取得不能となり、帳票出力エラーや項目値の欠損が発生します。SFs側での項目名変更時は、必ず帳票DXテンプレート側のデータソース定義と マッピングを修正してください。
    フィールドのデータ型変更データ型の不一致により、帳票DXでの処理や出力時にエラーが発生する可能性があります。事前に連携テストを実施してください。
    エンティティ自体の廃止/変更データの取得元エンティティ自体が使えなくなると、帳票出力エラーや項目値の欠損が発生します。廃止予定のエンティティがないか必ず確認してください。
  2. 権限設定の変更

    変更項目影響の内容(帳票DX側)対策・注意事項

    SFsユーザーの権限変更

    必要な項目が非表示になったり、不要な項目が表示される場合があります。

    利用ユーザーに必要な権限が維持されているか、定期的に棚卸ししてください。

    変更の際は、事前に連携テストを実施してください。


3. 変更管理とテストに関する推奨事項

安定稼働のための具体的な運用ガイドラインです。

  1. 変更管理プロセスの確立:
    • SFs側の変更計画が出た時点で、弊社サポートへ共有するプロセスを定めてください。

      ※ご契約内容により共有先や対応内容が変わる場合があります。担当にご相談ください。

  2.  事前テスト環境の活用:
    • SFs側の変更は、本番適用前に必ずテスト環境で実施し、帳票DX for SAPの全テンプレートで出力テストを実施してください。
    • テスト時には、過去の帳票の正常出力結果と、変更後の出力結果のデータ比較を実施することを推奨します。
  3.  弊社サポートへの相談:
    • 記載以外の変更も影響を与えうる可能性はあるため、不明点ある場合は弊社サポートにご相談ください。
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