本記事では、オプロが提供するAppsMEを用いたソリューションの一例をご紹介します。 AppsMEによって窓口での申し込み業務がどのように効率化・簡略化されるかを簡単にご説明します。
<ソリューション概要>
AppsMEには、モバイル端末上での手書きサインを画像化してクラウドサービスへ格納する機能があります。 これを利用すると、今まで紙で行っていた窓口での申し込み業務について、タブレット端末上でお客様からサインを貰い、その手書きサインを画像データ化してdocutize (Salesforce / kintoneも可)に格納するといったことが可能になります。
手書きサイン機能イメージ
主にサービス業、金融・保険業、不動産業といった、窓口にてお客様と対面で申し込み業務が発生する業種で効果的なソリューションです。
AppsMEとは
AppsMEは、モバイル端末の利便性を活かしSalesforce / kintoneとリアルタイムに情報を共有し合うアプリケーションです。オフライン環境で利用でき、ネット接続されていない場所でもモバイル端末から快適にデータ登録が可能です。(iOS、Android、Windows 10対応)
詳しくはこちらをご覧ください。
docutizeとは
docutize(ドキュタイズ)は、帳票業務のために開発された帳票ポータルサービスです。 今回は、AppsMEから入力した情報の保存場所として使用します。
詳しくはこちらをご覧ください。
<期待できる効果>
申し込み業務のペーパーレス化を図ることによって、①データ入力作業にかかる時間削減、②紙・印刷コストの削減、③データ管理の効率化が期待できます。
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データ入力作業にかかる時間削減
入力された申し込み情報は直接クラウドにアップロードされるため、システムへのデータ入力作業が大幅に削減されます。また、システムへの転記作業が省かれることでタイプミスや誤読の発生リスクも抑えることができます。
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紙・印刷コストの削減
入力はタブレット端末上で行うため、これまで必要であった申し込み用紙の紙費用、印刷費用が削減されます。
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データ管理の効率化
紙の申込用紙では煩雑になりがちであった情報管理が、クラウド上で一元管理されることで効率化されます。充実した検索機能により必要な情報にいち早くアクセスできます。
<入力画面にカスタムレイアウトを使用>
いざ紙による申し込み業務からモバイル端末による申し込み業務へと移行しようと思っても、端末での入力は紙でのそれと大きく異なるために利用者が違和感を覚えてしまい、それが導入を難しくします。
AppsMEではカスタムレイアウト機能を搭載しており、申込用紙と同じレイアウトを入力画面で再現できます。それによってモバイル端末の利用に抵抗がある利用者の戸惑いが軽減され、導入は促進されます。 また、カスタムレイアウトはブラウザ上で直感的に作成することができます。
カスタムレイアウトのイメージです。紙のレイアウトと同じものが再現できます。
<実際の業務の流れ>
AppsMEを用いた実際の窓口業務は以下のようになります。
- タブレット画面からお客様の申し込み情報を入力します。この際、入力フォームから入力する各種情報と共に、タブレット端末上でお客様の手書きサインを頂きます。
- AppsMEの手書きサイン機能で、お客様のサインは画像として端末に保存されます。
- 入力が完了したら、docutize (Salesforce / kintoneも可) へ手書きサイン画像を含む申し込み情報をアップロードします。オフライン対応であるため、ネットに接続されていない環境で入力した情報をネットに接続されている環境にいる間にアップロードすることが可能です。
- docutizeにアップロードされた申し込み情報は、帳票出力(Excel、Word、PDF形式対応)、メール・FAX配信、レポート表示など様々な用途で柔軟に利用することができます。
<終わりに>
AppsMEを用いた窓口での申し込み業務について、イメージは湧きましたでしょうか?
AppsMEは
- 申込用紙と同じレイアウトを入力画面で再現できるため、利用者が戸惑うことなく導入できる
- オフラインでも入力ができるため、窓口の接続状況が悪くても安心して利用できる
- モバイル端末から入力する項目を管理者が制限できる
- アップロードした申し込み情報を即座にクラウド上で利用できる
といった特徴を持ち、今回ご紹介した業務に最適なアプリケーションです。
本ソリューションがAppsMEの活用法の一つとして参考になれば幸いです。